もう10年以上、たぶん20年ぐらい使っているカッターナイフ、NTカッターですが、だんだんお尻が抜けなくなりました。滑りが悪くてグイッと押しても動かない。これが抜けないと刃を替えられません。
で、ついに梃子でも棒でも動かなくなった。メーカーのサイトで「抜き方」なんかも調べたんですが、要するに親指で押せ。親指で押してるんだけどなあ。諦めました。
駅前のドンキで見ると並んでいるのは「オルファ」ばっかりです。あとはコクヨが2~3種類。NTがない。うーん、オルファでもいいんだけど何枚かストックしてある替え刃が合うかどうか。ちょっと不安です。
仕方なく駅の反対側にある文具売り場にも行ってみました。いやはや、ここでもオルファばっかり。NTはどうしたんだ。もうどうにもならないので、座り込んでスマホをとりだし、両方の互換性なんかを検索・調査。で、結局オルファカッターの小型を購入。275円。思い切って安いです。きっと替え刃で商売する方針なんだろうな。
家に帰って、買ったオルファカッターをじっくり眺めて、はて、これのお尻はどうやって抜くのかな。モゴモゴやってたら、スルっと抜けました。ん? 待てよっとひらめいた。
これまで下写真のNTの「B」を親指でぎゅっと押してたんですね。腹で下に押し付けながらつま先で突き出して抜こうとしていた。それが間違いだった。そんな難しい押し方ではなく、シンプルに「A」をつま先で突き出す。「A」に押されてふしぎに「B」が抜け出る。
はい。かんたんでした。うーん、これまで20年。いや、初めて使いだしてからなら60年以上か。ずーっと誤った使い方をしていた。はー、いやー、驚いた。
ずーと前に買ったゲーム「Simcity4」。この夏にWindoes11にクリーンインストールしたので、ゲームも入れ直し。といっても別ドライブに退避コピーしてあったバックアップフォルダをガバっとぶちまけただけですけどね。しょっちゅうクリーンインストールするので、大切なデータやソフトはみんなコピーしてあります。こういう癖をつけると便利です。
Simcity4、面白いんですが、あいにく英語だらけなのが困ります。いえ、Wizardryなんかももちろん英語なんですが、根本的な量が違う。市長になって都市を運営するSimcityでは毎日市民の声を聞いたり新聞を読んだり、とにかく「読む」「聞く」が重要なんです。そうした「声」で市政のいろいろを決定する(※)。
で、簡単に(無料で)日本語化できるという古い情報にぶちあたりました。Steam(※)で同じゲームの古いマック版を探して日本語データだけ抜き取る(マック版は日本語データが入っていたらしい)。そりゃ素晴らしい・・と訳のわからない英語サイトを何日も何日もうろついて・・・結局ダメでした。コマンドがエラーになる。たぶんデータベースの仕組みが変更になってたんでしょうね。
しかしいったん火がついたんで、以後も必死に調査。で、古い日本語版のDVD版を入手すれば日本語を抽出できると判明しました。(日本語版があるんならそのまま使えばいい・・と思うんですがそこは落とし穴で、Windoes11ではDVD版が遊べないらしい。混乱するなあ)。
ま、そういうわけで安い日本語版DVDをネットで発見し、購入。(ふつうは遊べない古いゲームですから、当然べらぼうに安いです)
なんかトータル3日、4日、思い切って頭を使った気分です。つかれた。でも面白かった。あらためて発見したことですが、検索で最近すぐ出てくるAIの解説はウソが多すぎますね。え?と不審で調べなおしたことが何度もある。まったく反対のことを堂々と述べていたりする。ゆめ、だまされまいぞ。
※市政というのは道路を引いたり病院つくったり原発なのか火力発電なのか等々。下手すると 市民の転出が増える。リコールに会う。
※SteamはPCゲームなんかの巨大ネット販売情報サイトです。世界中のゲーマーにとって必須。ただ最近は日本ユーザーを軽視の傾向があって・・仕方ないか。
年金機構からハガキが来て「扶養親族等申告書」を出せという。なんかスマホかPCで出したほうがいいらしい。最近はみんなそうね。はいはい。
で、例によってPCで作業。ただこのての作業、何回やってもスムーズにいかない。アプリがないとか拡張機能がなんとか。たいてい毎回インストールしなおしです。不思議だなあ。
で、なんとか年金ネットに入って「扶養親族等申告書」を探す。これもなぜか素直には発見できないんですよね。不思議。
それでもようやく目的の書類を発見してパスワードいれて、とんとん運ぶはずがなぜか止まる。エラー。やりなおしもエラー。結局最初からやりなおしで、たしか去年もその前も同じパターンでした。単純なはずの作業がえらくてまどる。
30分以上はかかりました。これなら紙で書き込んだほうがはるかに簡単です。ほんと、不思議。ものすごく優秀なプログラマが雇われて、わざわざ罠をしかけているんじゃないかと、いつも思ってしまう。
※年寄りだけど、PC使って40年。このてのPC作業はわりあい慣れてるほうなんですけどね。ま、昨日はコンビニのレジでモゴモゴしたけど、それは(1)初めての形のレジで(2)お札をつっこむ穴が暗くて発見できなかった。まさか眼鏡が必要なパターンとは思わなかったなあ。
Wizardryネタです。
この6月ぐらいからずーっとMarten's Chestに挑戦し続けていて、目標はThe AvengerとZatoichi Boの両方を同時にゲットすることでした。
Wizardryをご存じない方のも簡単に説明すると、古い古いパソコンゲームで、冒険キャラたちの成長と宝探しが主な目的です。単に「ラスボス倒したぞお・・」だけでは終わらない。苦労して探した宝箱を開けて、貴重な宝物を得る。それが嬉しいんですね。だからラスボスがいなくなっても何回も何回もくりかえす。四半世紀前のゲームでもまだ遊べる。
で、Wizardry8の場合ですが、ゲームの中盤、カニやら背高バッタやら海賊幽霊だらけの孤島の洞窟にMarten's Chestという宝箱がある。うまくするとThe Avengerという宝剣が出る。あるいはZatoichi Boというレアな武器が出る。どっちか片方を得るだけでも大変です。達人の計算ではどちらも出現率が6%程度。しかし両方を同時というといったい何%になるのか。
大昔、一回だけ成功したことがありました。いまから14年前です。以後はとんと皆無。
それを再現してみよう・・・と考えたわけです。どうせ暇なんだし。できれば毎日、PCの電源おとす前に肝心の部分を2~3回トライしてみる。そうですね、平均すると週に10回から15回くらいのトライ回数になるでしょうか。島に上陸して何組かの敵を倒しながらルートをたどって、1回あたりだいたい10分から20分(※)。正直飽き飽きしながらほぼ6カ月。さすがにもうやめようか・・と思いかけていたんですが・・。
ついに出ました。おそらく300回から400回目での成功ということになるんでしょうね。そんなアホがいる。コケの一念。

※たとえば運悪くAdamantium Slime二匹なんていうのに遭遇したら即座に撤退です。べらぼうに皮が固いスライムで一匹倒すのに20~30分かかったりする。やってられません。
扶桑社★★★★
大昔に買った本。たぶん機内で映画(1995年)を見て(※)それから買ったんだろうから1996年か1997年ごろ。
久しぶりに本棚から抜き出しました。少しずつ少しずつ読んで、読了。うん、いい本です。幸せな気分になれる。
内容は映画の原題をみたほうが早いかな。
The Englishman Who Went up a Hill but Came down a Mountain
脚本・監督のマンガーが、ついでに小説にもした。うまい人ですね。映画も良かったけど本も面白い。平地のイングランドから辺境ウェールズに入る道筋にある最初の山・・あるいは丘。それが山なのか丘なのか、村にやってきたのが大英帝国地図測量部の二人のイングランド人。若い連中がみーんな徴集されてからっぽになった第一次大戦末期のころです。
山か丘か。それは誇り高き(それしかない)ウェールズ人にとって決して軽い話ではありません。名誉にかけて丘を山にする。村人総動員でバケツをもって丘を登り汗を流し、血豆をつくり、作業する。そして・・・。
心あたたまる本でした。
※機内ではストーリーの細かい部分がいまいち??だった気がします。英語版だったのか、うまく字幕が出なかったのか。善良そうな若いイングランド人はヒュー・グラント。良かったです。
窓のそとは好天。ただし風は強い。行こうよと急に声がかかり、上野まで出かけることになりました。ゴッホ展です。
ところで中央線から上野って、どこで乗り換えればいいんだっけか。奥さんに聞いてみたけど明快な返事なし。うーん、お茶の水から総武線で秋葉原。京浜東北か山の手。それじゃ不便だよな。なんか他の方法があったような気がする。
情けないことに考えても結論が出ず。電車のなかでこっそりスマホアプリ立ち上げて思い出しました。そうか、神田で乗り換えだった。「神田」という単語・概念が脳からスポっと消えていた。怖い。
「公園口」という出口から出たら、周囲の景色に見覚えがない。上野の駅、きれいになりましたね。見違える。ずいぶん歩いてから不忍に戻って伊豆栄で昼食。ウナギは高くなりました。そのうち不可能になるかもしれないですね。今年が最後だったりして。
またずいぶん歩いて、途中で大道芸なんかにも足をとめ(※)、このへんだろうとうろうろ探して東京都美術館。肝心のゴッホ展は混みすぎでした。スペースもあまり広くないためか、ゆっくり見られない。ところどころの解説掲示も小さくて暗くて遠くて文字がほとんど読めず。係りの人が小声で「立ち止まらないでもう少し・・」とせきたてる。
そうそうに諦めました。帰路は東京駅まで出て駅弁買って帰宅。牛肉ど真ん中とアジの押し寿司です。妻の手をとってヨロヨロあるき。たとえて不敬の至りですが上皇ご夫妻みたいな気持ちです。助け合っていこうね。なんとか生きて帰れました。生きて帰れればこっちのもんだあ。
※芸は良かったけど「箱をまわします。でもコインじゃなくできればお札」の口上聞いて輪から出ました。ごめんな。
いまとなっては大昔、トランプが一期目の大統領になったとき、当時はまっていた『ゲーム・オブ・スローンズ(氷と炎の歌)』の作者ジョージ・R・R・マーティンが「やってらんね。もう英国に移住すんかんな」とか吠えていた。実際に米国を出たかは知りません。HBOドラマ化なんかもあったから、そのまま米国にいたのかな。トランプ二期目の現在の消息も不明。
そんなことはともかく、マーティン親父の気持ちはわかりますね。米東部やカリフォルニアの民主党支持者たち、いまどんな気分で暮らしているのか。いらついているのか諦めているのか。脈絡なく「不定愁訴」という単語が頭にうかんだ。かなり大昔に流行った言葉ですよね。なにが背景だったか。
でまあ、このところの新聞、テレビ、ネット。ほんと何を見ても苦虫かっつぶしたような後味です。気がめいる。暗澹。支持率が60%とか70%とか。きちんと考えての結果なら仕方ないけど、は、 なにが何やら。どこかで「日本の漢字をあいつらが勝手に使っている」とか、意味不の書き込みも見かけました。冗談言ってるんだろうか。数年前まで「落語家が権威にかみつくのは当然」とか明言していたコメンテーターが今は本気顔で「政府の悪口ゆうのは日本人じゃない」とか。
わからん世の中になってしまいました。困ったなあ。
デモに出るほどの体力もないし。ひたすらブスブスいぶっています。余生わずかだからいいか、と尻まくるのも少し悲しいし。
毎朝コーヒーを淹れています。もう何十年になるだろ。HARIOのドリップを使っています。それにしてもコーヒー、このところ、値上がりがすさまじいですね。閉口。
で、淹れたコーヒーはチーズフォンデュ用(たぶん)の器具を利用して、ミニキャンドルで保温。キャンドルはやっぱり信頼でカメヤマにしています。
そのカメヤマのティーライトティンキャンドル。いろいろ試行錯誤。最初は緑箱のマレーソア産「パームワックス100%」というのを買っていましたが、そのうち植物100%だから高級というものでもないらしい・・・と知り、何回目からか国産をうたっている青箱にしました。青箱はたぶんパラフィン100%。芯が少し細いです(※)。
でまあずーっと青箱を使ってきたんですが、今回届いたのがなぜか四角い白箱。え? これ同じものなのか、違うのか。要するに青箱をクリックして購入したら白箱が届いたわけです。
かなり悩みましたね。箱だけが勝手に変わったのか、製品そのものも違うのか(※)。不審。
※要するに(A)自然に優しいマレーソア産パームワックス100% (B)信頼の国産(パームワックス30%) (C)信頼の国産(パラフィン100%)の三種類。それぞれの価格設定がわかれば参考になるんだけど、販売サイトの値付けはバラバラでまったく不明。
※カメヤマのサイトで調べて確認できました。どうやら単純にメーカー側の包装が変わったらしい。なーんだ。アマゾン、心配させるなよな。販売ページはまだ青箱のままです。
焼けた餃子を皿に移そうとして大失敗。餃子のならんだ大きなフライパンに同サイズの皿をかぶせ、右手でフライパンの柄、左手は皿のお尻。これを一緒に上に浮かしタイミングよくひっくりかえす。で、焼き目が上になって綺麗に盛り付け。
何十年もやってきて、100点のこともあれば少しズレて80点のこともある。ま、だいたいは成功。フライパンの向こう端に当てて宙で返すのが正攻法かもだけど、両手返しのほうが確率がたかい、たぶん。
今回はなんかイメージがわかなかったんだよなあ。でも自信のないままエイ!とやって、失敗した。左手が皿から外れて、餃子が半分こぼれて、おまけに端がたまたまあった硬いものにあたって、パカっと大皿が割れた。あーあ。横にいた妻に被害がなくて不幸中の幸い。
かなり落ち込んでいます。もう派手なことはやめよう。そんな歳じゃないんだぞ。2~3個ずつ箸で移したっていいんだ。はい、失敗するときって、なんか予感があるんですね。気力と自信がないのに変なことをやるべからず。
自戒です。自戒どすえ。
文藝春秋★★★★
再読です。このところまっとうな本を読む気力もなく、楽しめるだろうと、大昔に読んだこれを借り出し。
12年前には「たぶん再読はしません」とか書いてました。いやいや、前より面白かったです。分厚いのにとりついて数日で読み終えてしまった。
記憶違いってあるんですね。ひたすら学校で大暴れかと思っていたら、前半部はそこまでの長い長い導入部だった。つまり生徒たちのいろいろ、背景やら説明やら、校長や教師たちの奇妙な緊張関係。地味そうですが結末を知ってると面白かったです。
そうか、そうだったのか。殺戮者をまちぶせしたアーチェリー部主将の惜しい失敗なんかも、なぜか違って記憶していた。また武器をいっぱい持参かと思い込んでいたけど、メインは猟銃1本だけ。
銃の名前もわかりました。ベレッタ682ゴールドEトラップ。名銃らしい。それに改良スタンガン。手製のブラックジャックなどなど。それにしても二連銃は3.6Kgくらいあるし、銃弾も50発なら1Kgから1.5Kgはありそう。おまけに大怪我していて、他人の靴でひろい夜の学校を走り回る。やはりスーパーマンです。