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前回のエントリーの続きですが、時間つぶしのため深川から築地に出て「シネマ歌舞伎」というのを見てきました。普通の映画でもよかったんですがが、あんまり好みのがなかったので、歌舞伎。

「シネマ歌舞伎」ってのは、ようするに舞台をそのまま撮影したものです。カメラなんで、多少はアップにしたり引いたり効果を入れたりしますが、基本的には舞台。これを各地で上映して松竹が商売している。

で、今回の演目は「籠釣瓶花街酔醒」。故勘三郎の田舎大尽が花魁に振られて狂乱、百人斬りをするという話です。花魁はもちろん玉三郎。その間夫の浪人が仁左衛門。ストーリーはかなり酷い代物で、ネットを探っても「良いでき」という評価は発見できませんでした。それでも花魁道中とか、いろいろ見せ場が多いので演じられているんでしょうね。

ちなみにこの演目の主人公の佐野次郎左衛門という人、実在ということになっています。たぶん江戸中期の頃、吉原で逆上して脇差しを振りまわした。おそらく何人かを殺し、けっこうな数に手傷を追わせた。吉原史上の大事件です。ただし、ほんとうに「事実か」というと、うーん・・なんともかとも。

そうそう。本筋とは無関係ですが仁左衛門とか勘三郎が角帯を締めたり羽織の紐を結んだり。あの手際は美しいものですね。同性ではありますが、きれいだなあと感じます。ま、だからわざわざ数分かけて着物を着るシーンを見せたりするんでしょうけど。

諸般の都合で外出。要するに水道工事の関係で「家にいては水も飲めない。トイレも使えない」という状況になったわけです。

外は寒いし、あちこち見物という時節でもない。とにかく時間を潰す必要があるので、そうだ・・と思いついて深川江戸資料館に行ってきました。ここ、けっこう面白くもあるんですが、なんといっても狭い。頑張っても30分か1時間です。

そうそう、今回の収穫は「深川あたりでは井戸が掘れた」ということ。ただし水質が悪くて、飲料には無理だった。そのために水買いをしたわけです。「ペットボトル買うみたいなもんでしょう」と案内のオジさんが言うておりました。なるほど。

考えてみれば当然の話で、井の頭とか玉川とか、そんな洒落た上水があったのは川の西側です。大川を越えて樋を通すことはでききない。となると川向こうの住人、自分たちの水は自分たちで工夫するしかない。いままで「上水があった」「水買いをした」の両方の知識はあったのに、その矛盾に思い至らなかった。アホでした。

もう一つ、吉原通いといえば必ず出てくる「猪牙」ですが、これが意外に大きい舟で、櫓も大きくて長いです。なんとなく、粋で小型の舟かと思っていました。

案内のオジさんによると「大川は暴れ川だから、川を渡るには小さな舟じゃ無理。ある程度大型でないと」だとか。おまけに快速舟だから船底が丸い。丸ければ安定が悪い。小さな舟じゃ怖いです。

せっかく深川なので、期待せず「深川めし」を試してみました。剥き身のアサリのぶっかけ飯。味噌雑炊のようなんもんです。なるほど、ま、生涯に一回くらいは食べてみてもいいでしょうね。不味くはないですが、ぜひもう一度とも思わない。名物にうまいものなし

草思社 ★★★    
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多くの資料を調べて書いたものなんだと思います。たぶん、労作。ただし内容はとくに面白いとか、興味をひくというものではない。

昭和天皇、あるいは今上天皇が欧州へ行くとなるとどれほど大がかりなことになるのか。周囲がどれだけ苦労するのか。ま、そういうことがわかります。たぶん担当の侍従とか台外交官とか、このイベントを無事にこなしただけでも一生の仕事として誇れるんでしょうね。

いちばん面白かったのは、当時19歳だった皇太子、この時点で「握ったばかりの鮨」は生涯2コしか食べたことがなかったらしい。「握ったばかり」の意味がいまいち不明ですが、いずれにしても皇太子、握りを食べる機会なんてなかったんだろうな。

そうそう。ドラマにもなった「天皇の料理番」で、ナントカの宮の屋敷に鮨の屋台を設置して、みんなに握りをふるまったことがあると書いてあったような。自慢ふうに書かれていた記憶があります。関係ないけど主厨長アキヤマさんの作る料理、天皇はかなり飽きていたような雰囲気もある。ずーっと同じ人の料理じゃ、ま、そうでしょうね。だから地方巡幸なんかで違う味のものを食べる機会があると、お代わりして倍は食べた。

もう一つ。吉田茂の話術。自由に話すときはそれなりだったが、書かれた原稿を読むときになると、声は小さいしモゴモゴしていたらしい。「オレの力で日英の関係を修復・・」と意気込んでロンドン入りしたものの、うまくいかず、演説でも不評をかった。当時の日英関係はかなり険悪だった。皇太子がタマゴを投げられなかったのはラッキー。




幻冬舎  ★★
 
senshibanko.jpg黒鉄ヒロシの歴史マンガシリーズでは、大昔に読んだのが「新選組」。クセは強いけど、絵はよかった。新選組のアホ連中、好きなんだろうなきっと。面白い本でした。

で、図書館で発見したこの「千思万考」は淀殿とか秀頼とか、あるいは武田勝頼とかザビエルとか、おなじみの連中を適当に引っ張りだして勝手なことを書く。もちろん絵も掲載する。

悪くはないんですが、なんせ文体と切り口に「癖」が強いので、飽きます。あるいは疲れます。甘すぎる饅頭とか、辛すぎる味噌漬けみたいなもんですね。
 
そうそう。前に「乱乃巻」を読んでいたらしい。完全に忘れてた。

docomo201801.jpgガラケーにメール着信。なぜかAmazonからで、しかもショートメールです。怪しい。

発信者を見ようとしたら「問題を検出しました」のメッセージが出ている。このメッセージそのものが本物か偽物かも不明だけど、どっちにしてもアマゾンからSMSメールが来るいわれがない。

ネットで検索したら、偽アマゾンメールがけっこうあるらしい。なんやかんやで金を払わせようとするようです。ふん。

昭和60年、つまり1985年に買った壁掛け時計。いまだに動いています。不思議だなあ。2011年時点の記事で「まだ1年や2年は持つかもしれません」なんて書いてますが、それから7年たってもまだ健在です。

tokei.jpgえーと、そもそも購入したのが1985年ということは、もう33年目に突入ですか。いくらで買ったものだったかももう記憶のかなた。

実は7年前にいったんは止まったんですが、その時は秒針がひっかかってヒクヒクしている状態でした。要するにムーブメント部分はまだ問題なし。動く意志はあるんだけど、秒針の高さが微妙にズレて、他の針と干渉してしまったという形です。

でも指でひっかけて分針を無理やりグルグル回してやったら、通り道ができたのかスルリと解消してしまった。安易だなあ。

ちなみに乾電池をつかったセイコーの普及品です。特別な時計ではない。ムーブメントは経年で小さな歯車が汚れたりすり減ったりしてダメになると思うのですが、たまたまこんな頑丈な製品もできあがる。これじゃ商売にならないですね。信頼は増すけど。

アーシュラ・K・ルグウィン(Ursula Kroeber Le Guin。ル=グウィンとも表記)がなくなったらしい。88歳だったとか。

十分な年齢ともいえるけど、ちょっと惜しい。好きな作家です。、両性具有の社会「闇の左手」とか、未来史もののハイニッシュシリーズとか。短編集だけど「風の十二方位」は良かったですね。珠玉でした。長編も短編も叙情がある。センチメンタルになりそうでならない寸止め。

それにしてもゲド戦記、あの映画は宮崎駿に作らせたかった。吾朗じゃなく・・・。どんな映画になったか、想像するだけで楽しい。

追記
ルグイン本の訳文はいつも上手だなあと感心していましたが、小尾芙佐という人だった。そもそもは推理小説の翻訳希望だったけど、無理やりSF畑へひっぱりこまれた。「アルジャーノンに花束を」なんかもそうで、訳文に品と工夫のある人です。ちなみに引っ張りこんだのは早川書房にいた福島正実。

かねてからゴチャゴチャになっている机の下を整理しようと思っているのですが、なかなかできない。はい、しゃがんで作業しようとすると腰が痛むわけです。腰痛のなりかかり。無理して強行すると間違いなくギックリ腰になる。あっ、危ない!と思って中断した。

ゴミは何十年も溜め込んでます。古い本、パソコンの部品、ケーブル類、CDとかDVD、仕事関係の書類や資料本。みーんな纏めて捨てようと計画しています。市のゴミ分別を調べたら、PC関係の小さなものは「燃えないゴミ」として捨てられることがわかった。

LI-TU.jpgそういう遠大な計画があったので、昨年の暮れには「中棚受け金具」を買いました。4コで170円くらいだったかな。ようするにスチールPCデスクの足元にある中棚を支える金具。いつかの引越しで紛失したらしい。1コでも金具がないと棚が使えないので、仕方なく、以後は古本を積んで支えにしていました。見苦しいですね。

そんなこんなで、机の周辺はゴミ溜まりと化している。これをスーッと綺麗にしたらどんなに心地よいだろうか。

腰の不安が解消するのを辛抱強く待っている状況です。痛みが消えたら、やるぞ。まるで初場所の栃ノ心みたいですね。栃ノ心、みるからに怪力の仁王みたいな力士なのに、ずーっとケガで不本意な相撲が続いていた。それがようやく不安がなくなったようで、いやはや、久しぶりに強いです。昨日は優勝候補の一角である御嶽海を子供みたいにつり上げて勝ちましたね。

けっこう好きなお相撲さんです。

ふと気がついて新しくついたコメントをチェックすると、例の三菱ディスプレーのリモコンの件でした。このエントリーをアップしたのが2012年ですから、すごいなあ。6年たったてもまだ世の役にたっている。

電池ケースの開け方、別に自分で工夫したわけてもなく、たぶん某掲示板で発見したんだと思います。ガラクタも満載だけど、有用な情報も多い。なんか、最近名称が変わったそうですね。2ちゃんが5ちゃんになった。理由はよく知りません。

この23インチディスプレー(RDT232WX)、実はかなり危うくなっています。コントラストの調整のため、下縁にならんだ楊枝みたいな小さなスイッチをゴソゴソまさぐっていると、ん?、効きが悪い。一方向には進むけど、反対には動かない・・・たとえば暗くはできるけど明るくはできないとか。ヤワな作りのスイッチなんで危惧していはいましたが、もう壊れかかりですね。桑原々々。それ以上触らないようにして、以後は封印です。

これがダメになったら次はどうするか。実は前にいろいろ調べて、23.8インチがいいという結論になっています。これだとドットピッチが0.275mm程度。現状の23インチでは0.265mmなんで、文字サイズが少し大きくなるわけです。歳をとると、大きい方がありがたい。

rdt232-201312.jpg安く買うならIIYAMAかな。Dellも評判いいようです。ほんとうはFlexScanなんですが、このところ円安だからなあ。下がらない。今年の1月時点でそれぞれ2万1000円、2万2000円、3万6000円程度。かなり価格差があります。

理由は不明ですが、なんかこのところ株が急騰しているらしい。日経が2万4000円とか。それはいいんですが、なぜか円が安いままなんで困る。今日あたりで110円台ですか。もう少し高くなってくれないかなあ。もちろん自分勝手な都合です。みーんな自分の都合。

文藝春秋 ★★
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大昔の「生物と無生物のあいだ」の続編のような形です。ただしあまり力は入っていなくて、サラサラと軽く書いたもの。どこかに連載していたのかな。

ま、要するにもう一度ニューヨークにいく。今度は経済的な余裕もあるし、行ってきてもいいよと正式に大学が派遣してくれた大名旅行の留学です。で、昔と同じロックフェラー大学の研究室。

えーと、何が書かれていたっけ・・・と考えてみたけどあまり思い出せません。ニューヨークの景色と日常をさーっと描いたスケッチですね。昆虫採集の話もあったかな。虫網もって、虫の少ない公園をうろうろしていると怖そうなオバサンに叱られる。まあ、可哀相なチョウチョを捕まえようというのね、警察に通報しなくっちゃ。

そうそう。フェルメールのお話もありました。福岡さん、かなり入れ込んでるんですね。


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