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Windows10 October 2020 Update(バージョン20H2)が可能になったとメッセージあり。ふんふん、10月リリースのアッデートならもうバグは取れてるだろう、とインストールしてしまいました。

これが大失敗。ネットで調べるとたいしたアップデートでもなさそうなのに、えらく時間がかかる。ダウンロードだけで数十分、それから「準備中」みたいなメッセージが出て、インストールが始まったかと思っていたらまた準備中に戻る。

なんやかんや、2時間以上はかかりました。
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おまけに再起動してからがまた大変。あの、起動でグルグルとまわる白い点のようなものが、2コとか3コとか、固まっている。少し動く。少し回転らしい動きをする。また止まって消える。まだ白い点が出てくる・・・・。そういう調子。

で、たぶんアップデートは終わったと思うんですが、起動にえらく時間がかかるようになった。いままでは35秒程度。これがなんと130秒(計測した)になった。2分10秒です

うーん。どうも今まではバージョン1909だったらしい。2019年秋版ですね。で、結果的に次を飛ばして今度が2020年秋版。その間ずっーと小さなアップデートを続けていればすんなりいった(たぶん)はずが、大きな段差になったので時間がかかる。時間だけならともかく、トラブルも起きる。なんせMSだから。

毎回々々130秒で回転白点が固まるのはイヤなので、イメージバックアップを使ってシステムの中身を半月ほど前に戻しました。これは慎重にさえやれば、問題なくスムーズです。(途中のメッセージを読み間違うとディスク全体をフォーマットの道筋になるのでご注意)

ま、なんだか知りませんが、もう少しアップデートを待つことにしましょう。しなくてもいいんですけどね。ただスキップするとまた段差が高くなる可能性もあるので、適当な時期に実施しようと思います。とりあえず12月の末まではアップデート禁止。

起動時間は30秒強に回復しました。やれやれ。


追記 :
諦めの悪い人間です。「待つ」と言った口も乾かぬうちに再度トライしてしまった。どうも納得できないので。
で、結論からいうと、前回よりはスムーズでしたが、やはりインストールには1時間以上かかる起動かけるとやはり2分10秒程度は必要。えらく遅い。

そういう仕様みたいです。そんなバカな・・・なので、ギリギリまでアップデートは延期です。うまくしたらアップデートしないで済ませたい。継続してネット情報を漁る必要あり。


岩波書店★★★
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前に読んだ「選集 1 2」の続きです。どうしてもというほどではないけれど、ま、読んで損するような本ではないし。

内容はわりあい最近分のエッセーですね。最近といっても、どれくらい前になるのか。再婚して、子供が生まれたせいか、家事とか育児に関してが多いです。

記憶に残ったのが下の子の夜泣きの話。恨みがあるかのように、泣く。わが子とはいえ、殺意が沸く。うんうん。そうだよな。時折問題になっている幼児相手の首ガクガクゆさぶり、もちろんしないけど、やりたい気になるのは理解できる。

その夜泣き、夫婦で話しあった結果、コミュニケーション不足が原因ではないかと推測。次男ということでつい話しかけをサボってしまっていた。

要するに嬰児は何か要求があるから泣くわけです。意思を伝えるのに、泣く以外の方法があることはこの子はまだ知らない。だからひたすら泣く。もっと親が話かける時間を増やしてみようか。 世の中にはコトバというものがあるんだよ。

そこで就寝前の1時間、たっぷり話しかける時間をとってみたそうです。その結果は・・・大成功。夜泣きがガクンと減った。ただ反比例して、独占から外された上の子の目つきが嫉妬で・・・というのがオチ。

ちなみに伊丹さんは非常に熱心に教育にあたった。何によらず熱中する人なんですね。たとえば家にあったプーさんの本、漢字にすべてルビをふったとか。すごい。

余計なことですが、自然食もこころがけた。前述の夜泣き嬰児にも豆乳をせっせと飲ませた。成人したその子の話では、ハンバークは納豆製だったし米は玄米だった。学校いくようになっても、弁当ご飯は茶色なのが当然と思っていた。玄米弁当は同級生に「腐ってる!」とからかわれた。ぐうぜん友達の家で食べた白いご飯はとても美味しかった。

そのうち伊丹が歯を悪くして、硬い玄米が噛めなくなった。やむなく白米専用の炊飯器も購入。子供はもちろん白いのを食べたし(おいしい)、抵抗してた「宮本さん」も、そのうち降参して白米ご飯になったそうです。

よかったよかった。


先月だったか、コメントの書き込みがあって『偏西風の説明』が良かったとのこと。はい、5年ほど前に書いた「貿易風と偏西風とコリオリの理屈」の記事です。

褒めてもらえるのは嬉しいですが、どんなこと書いてたかな。そう思って読み直してみると、うん、自分の書いたものながらなかなか良い。いちおうは論理的でもあり、筋道も立っているみたいです。いいこと書いてるじゃないか

ただ、自分で書いたことですが、詳細をまるっきり忘れている。誰かに急に「貿易風は西風か東風か?」とか「偏西風はどうして西から吹くんだ?」とか聞かれたら、たぶんマゴマゴしてしまう。えーと、どっちだっけ。

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そもそもは、理屈っぽいところがあるんですね。そのせいか、家内に「気象予報士の勉強でもしてみたら」と言われたことがある。予報士になることを期待してるわけではなく、そんな勉強でもしていれば暇つぶしになるだろうということでしょう。

その気になって参考書を買ってみました。うん、なかなか面白そうな本だったんですが、惜しむらく冒頭でいきなり物理の公式が出てくる。気圧と空気密度の関係のナントカだったかな。

うーん。これで一気にめげた。あかんです。気象は物理学だよな、確かに。

その参考書、いまはデスクのブックエンドの横に接して立ててあります。分厚くて、けっこう安定がいいんで半分は支え代わり。

秋晴れの一日。夕刻に帰宅すると、メール見た?と妻が聞く。いや、見てない。念のためgMailの着信確認しても、ナシ。

sence3SH-02M03.jpgどうせPCメールに送ったんだろ。あれはスマホで受信できないんだけどな・・・とパソコン起動してみても着信していない。いったいどこへ送ったんだろ。

という段階で、もう一度スマホをチェックしたら、いつのまにか入っていました。へー、ずいぶん時間がかかった。で、一応こっちからも「着信あったよ」と送信。

だいぶたってから、妻のスマホが鳴りました。それが、さきほど送信したメール。そうですね、ほぼ30分近く経過している。そうか、スマホのメールって、ずいぶん時間がかかるんだ。どこで時間をくっているのか、処理に手間取っているのかは不明ですが、ま、そういうことがある。そう認識しておいたほうがいいようです。

とっくに着いたはず、と思い込んでいると思わぬトラブルの原因になりかねない。

思い出したけど、30年以上は前、3日前の発信日付のメールを受信したことがある。まだインターネットとかメールとか、発展途上のころです。
あのメールはどこで足止めくっていたのか。世界中を旅してパラグアイとかコスタリカとか、どっかの中継サーバにふと紛れ込んで、入ったとたんに運悪く停電とか。ま、そんな按配だったんでしょうね、きっと。

中央公論新社 ★★★
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図書館の本棚、習慣的に新作をチェックする奥田英朗のすぐ隣に、この奥泉光の著作が並んでいて、間違わないよう気をつけているうちに名前を覚えてしまった。

で、いつだったか、新聞にその奥泉光のエッセー掲載。パン作りの話だったかな。けっこうセンスが良かった気がして、それで再認識して借り出しました。なるべく厚めの本を選んだわけです。

えーと、最初のうちはなかなか良かったです。戦前の伯爵かなんかの娘。一般的な美人じゃないけど、ま、変わった魅力がある。怪しいというべきかな。しかも理系で、碁とか数学とか。そんなふうがわりな華族のお嬢様が、実はしたたかというか、怖いというか。おもしろいキャラクターでした。

で、小説の中身は、ま、人死にもあり謎だらけでもあり推理小説でしょうか。そういう仕立てです。ただほんとうに推理ものかというと違って、半村良みたいなドロドロ伝奇小説の匂いもある。少し無理している感じもあるけど、ドイツでの優良人種論争とか、天皇機関説排斥問題とか、二・二六にむかって騒然とした(あるいは意気軒昂たる)当時の雰囲気はよくわかる。

そういう「雰囲気」を味わうのなら、けっこうお薦めです。場合によっては、簡便な昭和世相史としても読めるかな。


玄関においてあったシャチハタの認め印。正式にはXスタンパーというブランドで「キャップレス9」という形らしい (調べた)。そのインクが薄くなったので、仕方なく駅前まで行って補充インキを購入しました。大きな文房具売り場にありました。

xstumper.jpgインク補充といっても、本体の上部をグイッとひきぬいて、露出したハンコの表面に顔料インクを垂らすだけです。説明によると「一滴」でいいらしい()。ふーん。一滴たらして、立てたまま何時間か放置する。

このインク容器。20mlです。で、一滴って何mlに相当するんだろ。調べてみたら、なんとネットに一応は答えがあった(ネットにはなんでもある)。スポイトの細い先端からならだいたい0.04ml。1mlが25滴。20mlなら、えーと、計算上は500滴ですか。一滴補充すればたぶん3年や5年は持ちそうだし、どう考えても一生使える。実際には200年、500年ものでしょうね。あはは。

注記
なんで「ハンコ面」に顔料をたらすだけでいいのか。このハンコ部分、単なるゴムかプラスチックみたいですが、実は微細な穴がたくさんあいているらしい。なんでも塩を混入した特殊材料を固めて、固まってから熱を加える。ザッといえば、茹でる。すると塩が抜け出して、あとに細かな穴ができる。特殊なスポンジ構造ですね。その穴に顔料がしみ込んで、ずーっと保持される。基本的に「普通の塩」でいいそうです。

構造を知って、少し感動しました。多孔質ゴム印字体。これがシャチハタの秘密だったのか。


岩波書店 ★★★
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伊丹十三の著作というと、ちょっと鼻にかけた偉そうなエッセーという記憶。スパゲッティの食べ方とかサラダの作りかた云々。日本がまだ三流国だったころ、西欧の洒落たアレコレ作法をスマートに紹介してくれた。面白いことは面白いけど、あんまり好かん。あいつのせいで日本中、えせ通人、半可通ばかりはびこってしまった()。

今回、選集があったので借り出しました。ザッと読んでみると、思い込みとはかなり印象が違います。スパゲッティの茹で方、料理の仕方なんて、実にまっとうでした。水たっぷりの鍋で茹でて、熱々のうちにとかしたバターにからませる。パルメザンをたっぷり放り込む。すぐ食べる。うんうん。嘘も誇張もない。

そりゃ確かに日本中の喫茶店はケチャップ絡みの柔らかいナポリタンばっかり作ってました。前の日にしっかり茹でて、ゴシゴシ水であらって(表面の柔らか部分を落とす)、冷蔵庫で寝かせると美味くなると喫茶店のマスターは言うておった()。でも伊丹が「アルデンテ」なんて言いだしてから、こんどは逆にかっこぶった店で、硬くて芯のある不味いスパゲッティがはびこった。戦犯です。

一頃の硬くて硬くて食べきれないような「本格讃岐うどんチェーン」と同じですね。実際にイタリアで食べるパスタは適度に柔らかいし、というか硬さなんか感じない。高松で食べるうどんだって硬くなんかないです。なぜあんなヘンテコリンなまがい物が通用したんだろ。

ま、そうはいっても、やはり伊丹の伊丹たるゆえん、偉そうではあります。そりゃ三つ星レストランの流儀はそうだろーよ。ワインの飲み方もそうだろうよ。グッチ壊して下駄の爪皮かい。ふん。

新発見は1巻前半の「天皇」とか「古代史」「戦争」などの収録部分でした。伊丹、けっこう長くドキュメンタリー番組のプロデューサやってたのね。で、つくった映像とは別にその聞き語りというか取材録を書き残した。これが独特のローカルな文体で、とぼけていて実にいい。面白いです。語りが上質な小説みたいな感じになっていて、ちょっと方向は違うけど宮本常一みたい。

映画を別にして、こんな部門にも才能を発揮していたのか。挿入された鉛筆画の挿絵もすごいです。

伊丹じゃなく大藪春彦と思うけど、当時はクルマの紹介なんかもすごかった。まだ覚えてます。「身をかがめた猛獣のようなフォルクスワーゲン・ビートル」とか。空冷ナントカ馬力の咆哮を聞け!とか。タフガイが乗っていた。時代です。

testevin.jpg このスパゲッティ洗い。当時の喫茶店講習スクールがそう教えてたんじゃないだろうか。

ワインの飲み方のページで、フランスなんかの有名レストランで酒番が胸元に平ったい金属の皿みたいなのをぶらさげている、という記述がありました。
あっ、知ってる知ってる。ワインの試飲カップ。調べてみたら、なるほどなるほど「testevin」という名前なのか。安っぽいペラペラのブリキみたいな皿ですが、これがけっこう錆びない。形状がなんとなく愛嬌あります。昔はそれを酒番、つまりソムリエがブラブラさせていたのか。


またまたスマホの悪口。Androidスマホです。わけのわからない通知音にムカムカしているんですが(朝の4時に鳴らすな!)今回はメールの件。そもそもDocomoのメールは使っておらず、もっぱらSMSを使っています。だいたいのことはこれで間に合いますね。

でも少し不便なこともあるので、別途 gMailを設定。つまり常用のPCメールとは切り分けて使いたいわけです。ただ不便な点があって、新規の相手の場合、いちいちアドレス入れるのが面倒。アドレス帳がほしい。
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かといって(便利ということになってるらしいけど)PCメールの設定と同期なんかさせたくない。あーいう「同期」というやつ、非常に悪い考えだとワタシは思っているわけです。バリバリ仕事に使ってるわけじゃなし、なるべく独立させて別物として使いたい。このメアドにはこの種のメール。こっちのメールはこっち。

で、調べたらgMailのメニュー候補の中に「連絡帳」というのがあった。Googleのアプリらしいです。そうか、これをインストールすればいいんだな。入れておいて、ひまな時に一括してメアドを書き込めばいい。はい。インストールというボタンをタップしました。

すごく簡単そうです。しかし、うまくいかない。まず「電話番号かメールアドレスをいれろ」と要求される。つぎに「パスワードを入れろ」という。迷いましたが、GoogleアカウントのPWでしょうね。で「違う!」と叱られる。何回やってもハネられる。「デバイスが違う」と文句をいう。なんのこっちゃ。仕切り直して Google Playのアプリ一覧から入ろうとすると、こんどは「連絡帳」が発見できない。できない。違う。できない。違う・・・。

諦めました。なんかスマホという代物と波長が合わないようです。どうもスムーズに運ばない。

ネットで調べたら、宛て先入力の場面で適当に入力しはじめると(SMSに使っている)「連絡先」名簿()から検索して拾ってくれることが判明した。猫山さんにメールするときは「ねこ・・」と打つと猫山のメアドが出現する。なるほど。これでいいんだ。

というわけで、ひとつ便利になりました。ただしgMail「連絡帳」アプリの件は依然として藪の中。わからんことが多すぎる。みんなよく簡単そうに使っているなあ。

この「連絡先」はガラケー使っていたころの「住所録」を吸い上げたものです

AndroidのOS、そもそも操作の説明が不親切すぎるんだな、きっと。まず用語の説明がほとんどないし、たとえば「アカウント」といったって実はいろんなアカウントがある。「Googleアカウント」というふうにきっちり書いてくれれば何も迷わなくてすむのに。

こういうふうに文句いってるのはトシヨリだけなんだろうなきっと。

白水社★★★
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閻連科(エンレンカ /イエン リエンコー )は中国では(たぶんノーベル賞の莫言の次くらいに)著名な作家です。莫言と同じように、地にはいつくばって生きる農民を描いた作家です。政府にはかなり睨まれているけど、魯迅賞やらカフカ賞やら、いいろ受賞しています。

この人、ま、たいていは破天荒なヤブレカブレ小説で「愉楽」「炸裂志」などなど。そこにちょっと哀愁が加わった短編集が「黒い豚の毛、白い豚の毛」など。

そしていっそう静謐の度合いが増したのが、私小説ふうの「父を想う」。で、今回の「年月日」はこの延長線でしょうね。農民+飛躍のバイオレンス+過酷な静かさ。

太陽が数珠つなぎにのぼる千年に一度の日照り。村民はみんな避難。しかし村には一人残った老人と盲いた犬がいた。乾ききった大地にはオオカミが群をなし、無数の飢えたネズミが走り、とうもろこしの緑の小さな苗がある。

シンプルで短い小説です。


新潮社 ★
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近衛龍春はいちばん最初に「上杉三郎景虎」を読んでびっくり。こんな作家がいたんだ。

たしか次は「毛利は残った」、そして「南部は沈まず」だったかな。意外や意外という地味な部分を調べていて、面白い書き手だなあと記憶に残りました。ちなみに片方は関ケ原でボーッ傍観してしまった毛利輝元のその後。もうひとつは中央のことなど知ったことか・・と北の果てで周辺と争い続けた南部信直という田舎大名です。

あっ、そうそう「慶長・元和大津波奥州相馬戦記」も非常に良かった。伊達のノドに刺さったトゲみたいな存在であり続けた小領主・相馬のお話。大局を見る目はゼロだったけど、なぜか不思議に戦国を生き延びた。(ちなみに「大津波」はまったく本筋と無関係。売らんかな出版社の下手な宣伝戦略ですね)

という作家なんですが、この本はいけない。ま、影武者もつとめたという家康の側妾の一生なんですが、なんせほとんど家康年代記そのものをなぞっている。何も新しいものがない。よんで損した印象。だいだい著作リストをみると、やたら本を書きまくっているような気も。


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