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せっかく買ってもらったので、PCデスクの横にヨガマットをころころ敷いて、ゴロっと横になってみました。いや「ゴロッ」ではなく正確には「よた よた」です。一気にきれいに横にはなれない。

平らなところに水平に手足を伸ばす。枕がないので首が伸びる。腰に緊張が走る。足を高く上げてみると、いやはや、重いこと重いこと。

しばらくバタバタやってから、腕立て伏せを一回やってみました。なんとか、できた。すごい。それにしても体が重い・・・。

先が長いですね。

なんかラーメンが食べたくなった・・と妻がいうので、もちろん行きましょう。ただ火曜はナニがあるし水曜はナニがあったし。で、少し日をおいた吉日に駅前へ。

わりあい気に入っている店があって、少し辛めの台湾ラーメンです。挽き肉がたっぷり載っていて、煮卵が1コ分。そこそこラー油が浮いている。そこへ昼食時を外してでかけてみました。はい、正解。みんな帰ったあとのようで、空き席がめだつ。

妻は台湾ラーメン。私は味噌台湾ラーメン。ついでに奢って豚餃子一皿。十分たべた頃に「交換しようか」と提案があって、スープだけの丼と2分ほど残った丼をトレード。目の前に食べ物があると食してしまうのが団塊前後の世代です。スープまで飲んで、食べすぎた。夕方になっても胃がタプタプしていた。

たまはいいものですね。冷たい北風のなか、帰りに大型スーパーに寄ってヨガマットとバランスボールを買いました。なんか安売りセールの日だったらしい。その私用のヨガマット()、まだ丸めたまま、机の横に転がっています。そのうち、な。

ずーっと運動不足。股関節が固くなった。腹筋が衰えた。腹が出た。みっともない姿です。あっ、バランスボールは妻用の買い換えです。

原書房★★
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うーん、副タイトルは「においと味覚の科学で解決する日常の食事から摂食障害まで」。食の雑学集ですね。食べ物にまつわるいろんな研究結果や意外な事実をズラズラ ズラズラ列挙している。

たとえば小さな皿と大きな皿。大きな皿なら食べ物が少量に見えるので、結果的についつい食べすぎてしまうらしい。太る。それにしても「甘いものをたべると人は親切になる」ってホントかなあ。そんなふうに、食物に関する「感じ方」「フィーリング」なんて、みーんな脳のなせるいたずらです。

別件ですが、カリカリベーコン。確かにいい香りではあるけど、とりわけアメリカの連中はものすごく好きらしい。ベーコン匂いの下着まであるとかで、なんか興奮する匂いなんだろうか

思い出したけど、映画「ダンス・ウィズ・ウルブス」で、汚い貧相な男が荒野でベーコンを炒めるシーンがあった。うまいものを食べられぞぉ・・とニタニタしながらフライパンを火にかける。で、ニタニタしながらインディアンの矢に尻を射られて転げ回る。

ヘミングウェイの短編にもありましたね。川で確かイシモチかなんかを釣って、河原で厚切りベーコンの脂で炒める()。あれはうまそうだったけど、ほんとにベーコンだったかなあ。そんな記憶なんだけど。最近は記憶があてならない。

個人としては「厚切りベーコン」なんて食べたことなし。いつも薄切り。食べたことのある日本人、あんまりいないような気もするんだけど。()

たぶん「川を渡って木立の中へ」じゃないかと。おぼろげ。

タレントで「厚切りジェイソン」なんてのもいましたか。なんの厚切りかは不明だけど、「厚切り」は日本で好かれている言葉として命名したんだそうですね。


河出書房新社★★★
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サピエンス全史の続編です。テクノロジーとサピエンスの未来。

前作では人間の特質を「虚構をあやつる才能」と定義しました。そこに「虎がいる」という事実ではなく、「危険な虎が来るから槍を作っておこう」と隣人に語れる。
「虎神さまに祈ると危険を避けられるぞ」でもいい。つまりは「嘘」を語る能力です。実際にはないことをあるかのように語る=嘘。

こうしてホモサピンスは他のサルたちから抜け出しました。共通の「嘘」を芯として大きな人間の集団が可能になる。神が生まれ、村落ができ、神官や王が誕生する。「大義」や「正義」のために殺し合いもする。

で、自作はホモサピンスの未来です。これから人類はどこを目指すのか。

上下二巻をつかって述べられているのは、これまで語られてきた「人間が人間であるゆえん」はほとんどが虚構であるという事実です。人間性とか精神とか魂とか・・・すべて嘘。そういうフワフワしたものは存在しない。人間もまたひとつのアルゴリズムに過ぎません。

アルゴリズムというのは、こうすれば次はこうして、それから何をしてこうする・・・という手続きです。ま、コンピュータも精緻なアルゴリズムで動いています。機械もそうだし、動物も生命も人間も、しょせんは大がかりなアルゴリズムなんじゃないだろうか。

こうした考えをつきつめると、ホモサピンスの未来はあまり明るくない。ディストピア。

新テクノロジーは、最初は苦役を減らすため、貧しい人のため、苦しむ病人のために開発されます。しかし、かならず特権階級のための技術に変貌し、独占される。「人間性」とかいうまがいものを捨ててしまうと、あとに残るのはテクノロジーと冷徹な合理主義でしかないです。

臓器の移植。長命医療。遺伝子改良。果てしなく新発明がなされ、躍進、変貌していく。結果はエクセレントスーパーマン。いわばホモ・デウス(神人)です()。ただし、膨大な資本投入による新技術の成果は、ごく少数の手に握られるでしょう。極端な二極分離。特権階級とその他大多数との分離ですね。まるでSFですが、新貴族階級の誕生はそう遠くないかもしれない。

いや、完全なディストピアだけが道筋ではないと著者は言いたいのかな。でもねぇ。何か悪いことが想像できるような場合、たいていはその「最悪」の道を選択してしまうのがこれまでの人類でした。マーフィーの法則ですね。

いやいや、気候温暖化でも核戦争危機でも、それれでもまだ人類は滅びていないぞ。そう考えることもできるかな。まだかすかな希望は残っているのかもしれない。

遺伝子治療で生まれてくる子の疾患を治療・・・という考えと、生まれてくる子を遺伝子技術で天才かつスーパーマンに・・・。その差はごくごくわずかしかない。


Beckyでメールを送信。念のため「送信済み」を確認しようとすると、あらら、送信済みフォルダがない。フォルダがないので送信したメールも確認できない。

becky202201.jpgま、ときおり間違って(たぶんクリックミス)メールをへんなフォルダに入れてしまうことがあるので、またそれだろうと思ったら、違うようです。どこにもない!

かなりあわてながら、エクスプローラをたちあげてBeckyフォルダを入念に調べなおしました。メアドごとに「56abbdf.mb」みたいな判じ物フォルダが作られています。どれが何のアドレス用か不明なので、仕方ない、タイムスタンプなど類推しながらずーっとチェック。

その「56abbdf.mb(仮)」の下「!!!Outbox」その下の「!!!Draft」の中に「!!!Sent」を発見。

こんな場所にあるのはおかしいので、たぶん・・・と見当つけて「!!!Outbox」の下に
置き直し移動。そしておそるおそる再起動してみると・・・はい。復活していました。

よかった・・・。

文藝春秋 ★★★

shounenki.jpg予想外に良かったです。

大学を出てから欧州放浪、帰国してカヌーに出会うまでが好編 『旅へ』でした。これは沢木耕太郎の「深夜特急」なんかにも少しは似ていますが、(だいたい沢木ってのは気取りすぎなんですかね)比べるとはるかに深い。はるかに正直。久しぶりに『旅へ』のリンクたどってみたら当時は ★★★に評価していた。 ★★★★で修正してもいいくらいだな。(修正しました)

で、「少年記」はその前編にあたる内容です。熊本の小学生が川に出会い、南国の豊穣に酔いしれる。清流で魚を追い林に入って鳥をつかまえる日々。ただ、家庭の事情で北九州の都会に移転。都会には川がない。緑がない。少年は煤煙で空気が濁り、自然の欠落した都会の生活を嫌悪します。

発作的に学校をサボって田舎に逃げたりしながらも、そのうち深夜ストイックに勉強することに喜びを見いだす。ただし面白いと思ったのは英語の勉強だけ。勉強すればするほど充実感がある。

そうか。野田知佑という人は子供の頃から魚をつかまえる名人だったんですね。ねっから都会には馴染まない。カヌーに出会えてよかった。

英語もずーっと好きで、毎日単語30を覚えることを課したと書いている。すごい。赤尾の豆単はもちろん、なんか他の単語帳もマスターしたっぽいです。高校時代から原書も読んでいたらしいし。

直接関係はない話だけど、なんで自分は高校時代「暗記」がイヤだったんだろ。高校で三角関数の公式をどうしても丸暗記したくなかった。他の式から簡単に導けるものだから・・と称して暗記を拒否。これで数学がダメになった。大学入試の数学なんて1割もとれていなかったはず。

歴史の年号なんかもそう。覚えてしまえば楽なのに、なぜか嫌がった。いまでも正確に覚えている歴史年号なんて、世界史日本史ぜんぶ合わせても5コか6コ。。英単語もダメだったし。

不思議だなあ。

年始

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この年始、なんか腹が張る感じでスッキリしなかったが、つらつら(でなくても)考えてみると大晦日のシャブシャブが原因、たぶん。子供からまわってきたサシ入り高級牛肉で、トシヨリはひごろ食さないものを食べるとてきめんに影響が出る。

そうそう。夜、しんしんと雪が降ってるはずの北の田舎から兄の電話。かなり遅い時間の電話と錯覚してちょっと緊張したが、時計をみるとまだ8時過ぎだった。日中少し出かけて酒を飲んだので、もうすっかり夜の気分になっていただけ。(

この兄、いくつになったんだろうと指をくってみると、一回り上になるはずで、すると86か。長兄、次兄がなくなっているので、嫁いだ姉についで今では最年長。ただ、いまどき80代の半ばはけっしてトシヨリともいえない。最近はコーヒーに凝ってるとか言うてました。それもエスプレッソ。

月曜午後は恒例、近所の神社へ初詣。空気は冷えている。ただ2日の午後だったからか、あまり混んでなくて10分か15分の行列ですんだ。帰宅して、早めの夕食をすませて子供は帰り支度。3日にはもう準仕事モードに入るようで、すこし余裕をもって帰るということらしい。これで正月はオシマイ

子供が帰る間際の食事は久しぶり感のある白ご飯でした。ふるさと納税の塩いくら(これも子供からの提供品です)をご飯に載せ、焼いた新巻き鮭。きれいな鮭の身が花びらのようにほぐれる。ぜいたくです。

2021present.jpgそうそう。妻と子供からプレゼントとして小銭入れをもらいました。今までのはたぶん1000円もしない叩き売りをどこかで買って、かれこれ15年か20年か。かなりすり切れが目立って、それでオーダーを出していたものですが、実は適当なものは案外ないんです。なんでもいいからキーチェーン付きで柔らかくて10cm以内程度というのが難しい。

プレゼント品は柔らかいラム革でアクアスキュータムのマーク。予想外の高級品でした。ありがとう。もちろん一生ものになります。最近は何をしても一生ものばっかり

思い出した。姉からも電話があったんだった。たぶん88歳。明るい張りのある声で、とても元気そうでした。

新型コロナのせいもあり、なんかモヤモヤした1年でした。
テレビを見ても新聞読んでもネットをあさっても、うーん、あんまりなあ。来年、少しはまともな年になるでしょうか。なってくれるといいんですが。


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1月。台所のドアがおかしくなった。ラッチが飛び出してきっちり閉まるはずなのに、そのラッチが滑らない、動かない、うまくカギがかからない。数年、特に冬期、だましだまし使っていましたが、どうにもならなくなった。なにか対策とるか。

まず思いつく潤滑のクレ556です。よさそうだけど実は鍵穴には使わないほうがいいらしいです。当座はよくても、あとで内部にゴミがたまったりする可能性がある。いろいろネットで調べた結果は「鍵穴のクスリ」でした。ただ行った店では売り切れで、棚には同じメーカーの「鍵穴のクリーナー」がたった一個だけ残っていました。ま、いいか。これにしょ。

ブシュー!ブシュー!と穴に吹きつけます。当座の数日はあんまり効果抜群という感じではなかったんですが、だんだん効いてきた様子です。そのうち完璧に滑るようになりました。以来1年近く、まったく問題なくスムーズです。ニホンの技術、すばらしい。


Word 2019
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3月。本当はエクセルも一緒にしたかったんですが、なんせ高いからなあ。Wordだけ単体で買いました。いや、本当は買いたくもなかったんですが、またぞろMSが方針を変え、売り切りをやめて毎年課金に切り換えを狙っている()。買っておくしかないです。

Photoshopもそうだったですね。パッケージ版終了という話を知って、あわてて最終バージョンのCS6を買ったのが7年前です。ここで買わないとクラウド版になってしまって、以後は毎年々々お金がかかることになる。とんでもない。

という次第で購入したWord 2019ですが、うーん、なんというか・・・。余計な機能はてんこもり。うんざりするくらい豊富です。だからといって基本的な書く、印刷する、書体・・・といった面はとくに変更なし。むしろ使いにくくなってると思います。好かんなあ。

Microsoft 365。いわゆるサブスクリプションですね。販売元にとっては確実な売り上げ確保で、いいことずくめ。ただユーザにとってはどうなのか。


光電話「開通」
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4月。なんだか不本意な形で、光電話を引くはめになってしまった。

でっかい弁当箱のような沖のルータが届いて、これを従来のNEC無線ルータに接続し、「VDSLモデム」→「レンタル光ルータ」→「無線ルータ(ブリッジモード)」と接続。光ルータからは長いモジュラーケーブルで電話機へ。かなりゴタゴタします。

さすがにこれらをリビングに置くのは無理で、しかたなく離れた部屋に設置。ちょっと電波が不安になったので、無線LANアダプタを購入です。TP-Linkというメーカーの製品ですが、これは優秀ですね。安いわりに早い。使いやすい。Made in Chinaです。この種のものでは今やトップメーカーのようです。

気に入って妻のノート用にもUSB接続の親指みたいなアダプタを導入しました。TP-Link Archer T3U。これも良品です。


ながめせしまに
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気がついたら親指シフトキーボードが終わっていました。愕然。うかつだったなあ。富士通はそれなりによく我慢してこれまでサポートしてくれたので、責めるわけにはいかない。責めないけど、うーん悲しい。

販売中止を知っていたらキーボードを確保しておくんだった。FMV-KB232。なんせ定価が2万8000円と高価です。そのうち、いつか・・・と躊躇していたのが大失敗だった。販売終了を知った段階では、もう市場に在庫ゼロ。

そりゃ予備の古いのはいちおう持ってますが、なんせ古くて表面がまっ黄色だからなあ。ハイターかなんかで漂白できるということだけど、うーん・・・。年代物。製造25年、30年というキーボードです。

m500t202107.jpgついでに、ロジクールの名品マウスM500tも中止になっていました。あらら。これも高価なマウスで、だいたい5000円レベルです。大昔は3000円切った値でも販売していたはずですが、そのころは買いだめしようとも思わなかった()。で、メーカーがなぜか急に販売中のマウスをいっせい値上げして、なーにそのうち下がるさ・・と待っていたら販売中止ですわな。

後継マウスのM500s(形はそっくり)があるものの、なぜかちょっと使い勝手が違う。正直な感想では品質ダウンです。世の中、うまくいかないなあ。たまにネットで見るM500tは1万とか1.5万くらいの値がついています。それでも買う人がいるんでしょう。あくどくつけこむ連中が多いなあ。

とはいえ、数日使っただけ、まだ新品同様のM500tを1コ、大切にしまってあります。不幸中の幸いというべきか。


高島俊男さん
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亡くなられました。なんとなく好きなご老人で「お言葉ですが...」シリーズなど、わざわざ単行本を買うほどではなかったですが、よく借りだしました。

本筋である漢字とか漢文の話もよかったけど、やたらめったら周囲を攻撃しまくっているのが面白かったです。広辞苑に文句をつけ、白川静を「程度が低い」と一蹴し、幸田露伴をくさす。もちろん文部省とか国語審議会とかは論外。権威にはことごとく歯向かう。快刀乱麻です。

公式には違うことになっていますが、ずーっと週刊文春に連載していたのに、途中から単行本にしてもらえなくなった。ま、嫌われたんでしょうね。でも拾う出版社もあらわれた。敵はごまんといたでしょうが、ファンも多かった。ある種、人徳といえるかもしれません。


まな板
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ささいなことですが、ずーっと気にかかっていたまな板をこの夏、削ってもらいました。

昔はカンナでやっていたんですが、もうダメです。腕力もなくなったし、目も悪いし、きれいに削る自信がない。そもそもカンナに「腕力」なんて言葉を使うことからして間違っている。

吉祥寺の木材会社です。持参するとすぐ削ってくれます。機械削りは1枚500円、2枚で消費税が入って1100円。悲惨な状態だったのが、嘘のように白く美しく生まれ変わりました。非常にいい気分になれました。


ビデオカードが壊れた
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朝起きてPCのスイッチいれると、電気が入らない。うんともスンともいわず、ディスプレーが黒いまま。焦りました。

こういう場合、普通はマザーボードかCPUが原因です。でもマザボは交換したばかりだし、CPUはめったに壊れないはず。うーん、すると電源か、ビデオカードか。電源は9年もの、ビデオカードもやはり9年。壊れても不思議はない。ケースを開けて何回も電源投入。LEDの点灯やビープ音を確認。うーん、やはり可能性としてはビデオカードだろうなあ。

ということでビデオカードはGTX1050Ti。本当はもう少し高性能がいいんでしょうけど、最近のビデオカードはやたら高いです。数年前の古い規格()で手頃な価格のこれに決定。

ついでに、故障にそなえてANTECの550W電源(80PLUS GOLD認証)も確保。すぐには必要ないですが、用意しておいたほうが賢い気がした次第です。電源の品揃えも9年前とはずいぶん変わりましたね。ぜんたいに優良品が増えた印象です。

新しいビデオカードと交換したら、システムは何もなかったように元気に起動しました。

2016年の発売だそうです。古いけど定番、今でも現役のビデオカードです。


スーパーの新型レジ

セブンイレブンのレジが変わったと思ったら、オーケーストアも新レジ機。電車の券売機みたいなのを相手に現金を投入です。

何回かやってるうちに少しは慣れたけど、あんまり好かんです。とくにオーケーのは、期待したような動きとズレがあって、毎回、ちょっと違和感。人間工学ですか。入れたはずの紙幣が吸い込まれていないとか、取り出し位置やタイミング、小銭の釣り銭をなくすよう計算するのもどうもスムーズにいかない。こうやって高齢者は落ちこぼれる

政府推奨のカード類はほとんど使用せず。ときおりコーヒー飲むときにスイカを使う程度かな。そもそもポイントで釣って何かさせようとする政策、どうも品がない感じがする。テレビをつけると「オトク オトク」ばっかり。


Windows 11とかGPTとか
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もう打ち止めで、出ないはずのWindows 11が出てしまいました。MSのうそつき!

それはともかく、画面に見る「お前のPCじゃWindows 11にはなれんぞ」という(趣旨の)メッセージが、どうも気に食わないです。余計なお世話じゃ。

で、ディスクの起動方式が古い「MBR」じゃダメで新しい「GPT」にしておかないかん(※)。ただ、古くから自作PCを使っているようなヤカラは引き継ぎ引き継ぎなので、けっこう「MBR」が多いはずです。そもそも「MBR」で何が悪い。勝手に新規格を作りおって。

で、これに刺激されて、なんとかそのGPTに切り換えようと難しいことをしていたら、マイドキュメントのフォルダを消してしまった。アホだなあ。ファイルの復活やら新規やら、えらく苦労。おまけに成り行きでシステム用のM.2 SSDを新規にセットとか、えらくモノイリです。たいへんだった。

Windows 11に関しては、とうぶんの間、様子見ですね。そのうちWindows 12が出るんじゃないかなあ。そう期待しています。現状のWindows 11にはまったく魅力なし。

ま、新しい規格だとセキュリティが高まるということらしい。ただしPCパーツを交換したりするとけっこうややこしくなる様子。正しい持ち主であることを証明しないといけない。


筆まめ
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ついに年賀ソフトを買いました。去年は無料の郵便局謹製のソフトを使ってましたが、いろいろ問題あり。その点、やはり市販品は性能がダンチに違います。

使い勝手はかなり良好。今年だけは少し手間がかかりましたが、来年以降はスムーズになるはずです。


不作でした。★★★★はたったの4冊。

というか、振り返ってみると読んだ本がぜんぶで41冊です。こりゃ、無理だ。目が悪くなったせいもあって、根気が続かない。読んでいると目がパシパし出して、腰が痛くて、嫌気がさして、だんだん眠くなる。10分ほど目をつむっていると回復するんですが、典型的なトシヨリ症候群ですね。

図書館から借り出したものの読みきれないというパターンも多いです。1週間の延長かけて、それでもまだ読めなくて渋々返却する。困ったもんです。


「一笑両断 まんがで斬る政治」佐藤正明
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そういうわけで、ササッと読めて楽しかったのがこの佐藤正明の政治マンガ。なんせ中日新聞(東京新聞)の連載なんで、知りようがない。それが大きなマンカ賞をとって、ようく全日本レベルで知れ渡った。

本人に言わせると、これは風刺漫画ではないそうです。たまたま政治に題材をとったマンガ。政治まんが。たしかにアベに対してもトランプに対しても、ちょっと視線がなま温かいです。ン? 違うかな。


「背教者ユリアヌス」辻邦生
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再々々読か再々々々読か。楽しめるのはわかってるんで、ニコニコしながらページを繰りました。何回読んでも、まだ未読感のある部分が残っています。辻さんの文章は端正ですが、それでもいつも飛ばし読みしているからですかね

ストーリーはキリスト教がローマ帝国で影響力を日に日に増し、ほとんど国教になりかかる頃。コンスタンティヌス大帝()の甥である詩人肌の青年が死の不安におびえ、おどおどしながら成長し、やがて副帝(カイザル)に取り立てられる。しかし意外なことに軍事面の才能があって、荒れるガリアを統治安定させてしまう。

ただこの人、かたくなな新興キリスト教にあんまり馴染まないんですね。昔ながらの神々のほうが好き。で、危機感をもった教会勢力は副帝の追落としをはかる。ハラハラドキドキ・・・。しかし意外ななりゆきで、ガリアで蜂起、反乱。進軍して全ローマの皇帝(アウグストゥス)に。

要するにこの皇帝ユリアヌスは、教会勢力からするととんでもない男だったわけです。異教徒の味方。それで後世の人々からは「背教者」と呼ばれます。クソミソ。

キリスト教を保護したので「大帝」です。


「お言葉ですが... 」高島俊男
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高島さん、4月になくなりました。もう少し長く書いてほしかった。

中国文学者というか漢字研究家というか。もちろん会ったことはないですが、わがままな人だったんでしょうね。世間的な欲望は薄いけど、我慢できないことはできない。塩鮭と少しのご飯の食事に満足しながら、やせた体で世の中の権威という権威とぶつかっては戦う。

このシリーズ、毎回すばらしいウンチクだらけなんですが、今回の本で記憶に残ったのは「婚」の由来。右側の旁の「氏」は本来は「民」だったそうですが、いまでも昏(くら)い、昏冥とかいいますね。要するに「ほの暗い」という意味。で、それに「女」偏をつけると、「暗くなってから女をかっさらってくる」という意になるんだそうです。なるほど、と感嘆しました。乱暴な大昔はそんなふうだったのか。

その乱暴なのを少しとりつくろい、儀礼的にしたのが現代の「結婚」ですね。このへんの推移には孔子あたりが絡んでいるかもしれません。ものごとの表面についた(内容に無関係な)飾り、ピラピラのことを「文」という。つまり実質的なものをきれいに包んで儀礼化するのが「文化」なんだそうです。ゆえに「結婚」は文化。


「漱石漫談」いとうせいこう 奥泉光
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意外や意外で,楽しかったです。

要するに漱石ファンの対談です。漱石の作品をひとつひとつ取り上げて朗読したり、あーだこーだと論じる。言いたい放題をいう。観客を集めて舞台でやったというのがすごいです。わざわざ聞きにいく人がいるんだ。

で、知ったのは自分がいかに漱石を読んでいなかったか。また読んだものが初期のものなのか晩年の作なのかもまったく無知だった。それを知らなきゃいけない理由もないんですけど。

で、同感したのは漱石作品のヘンテコリンな特徴です。文章とか描写とかはすばらしい(当然です)けど、ストーリーは非常に不自然。典型的なのは「心」ですか。なんで先生が悩むのか、なんで死ぬのか、そもそも奥さんに対しての責任はどうなるのか。本人だけが勝手に「死なねばならぬ」と決め込んでいる。かなり変なんです。日本の役人連中はわざわざそんな本を課題図書かなんかにしてしまう。死ぬほどセンスが悪い。

読んだことないけど「門」というのは、主人公が勝手に悩んで禅の修行にいくんだそうですね。「門」は禅寺の門か。で、その参禅はややこしい事態解決に何の意味があったのか、とか。そうか、そんな内容の話だったのか。


「連合艦隊・戦艦12隻を探偵する」半藤一利 秦郁彦 戸髙一成


rengokantai.jpgのサムネール画像なんというか、オタクが集まって軍艦話。けっこう楽しそうです。12隻とは金剛、比叡、榛名、霧島、山城、扶桑、伊勢、日向、長門、陸奥、大和、武蔵。(このうち4艦ぐらいは聞いたこともなかったです)

で、それぞれの戦艦のたどった運命を語ってるんですが、うーん、どれもこれも、一部をのぞいて不本意な生涯ですね。巨費を費やして建造されたのに能力を生かすことなく、結局は無駄に沈む。

このオタクたちにとっては、たとえばレイテ湾謎Uターンの栗田提督の行動も決して不思議ではない。「そういう人だから」と了解している雰囲気。常識なんですかね。ミッドウェーの南雲提督についてもそもそも山本長官と肌があわない人だったとか。艦隊派と航空機派、まったく考えが違う。(ついでに言えば艦隊派はどうしても艦隊温存を考えるんじゃないだろうか。戦艦はただ存在するだけで力を持つ)

このへん、3人は山本五十六に対してもいろいろ言いたいことがあるようでした。要するに、海軍の実態は(いまの政府、官僚と同じで)かなり硬直、機能不全だったということでしょうね。


「天皇と軍隊の近代史」加藤陽子
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加藤陽子というのは、例の学術会議騒ぎで忌避された人の一人です。なんでですかね。そんなに嫌われるような人ではないと思うんですが。官邸の連中、まじめに著作を読んでなんかいない、たぶん。

いわゆる「軍靴の足音」とか「横暴な陸軍、軟弱な政府」という画一的な思考では違ってくるよ・・と教えてくれます。現実はもっと複雑であり、微妙です。

面白かったのは、たとえば満州・北支とズルズル侵攻。事変と称して宣戦なしで本格化。軍部が汚いということになっていますが、実は事情があった。細かいことは省きますすが、要するにまともに「宣戦」すると、各国から制裁を受ける可能性があった。これは米国が勝手に変更した「中立法」によります。改定中立法では、中立国が完全中立であり続ける必要はなく、「悪」の国にたいしては制裁を加えることができる。つまり日本が戦争開始すると、米国が制裁発動。実はこれが怖くて、ずーっと「事変」で通した。なるほど。

そうそう。敗戦の後、はしっこい兵士たちは軍物資をトラックで勝手に持ち出した。皇軍の腐敗というニュアンスで語られますが、あれも実は軍上層部の指示があったんだとか。進駐軍に押収されるよりは自主的に配布して国土再建に役立たせるという理屈。これも、なるほど・・でした。いろいろ、あるんですね。


「ラマレラ 最後のクジラの民」ダグ・ボック・クラーク
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ここからは★★★。なんかテレビで見たこともあるようですが、ラマレラというのはインドネシアの東部レンバタ島の村です。レンバタそのものが辺鄙なんですが、唯一の町から山越えでたどりつく島の反対側のラマレラは輪をかけて貧乏で、村人は長い手銛でマンタやクジラを突いて生きている。とくにクジラですね。総出で(先祖の霊に守られた)粗末な舟にのってクジラをとる。

手銛といっても、追っかけるボロ舟の舳先に立った銛打ちが、タイミングをはかってヒラリとジャンプ。その勢いで物干し竿みたいな長い銛を海面のクジラに突き刺す。突き刺したら手を離してそのまま海にドボンと落ちる。とったマンタの肉を食べたり、クジラなんかだと盛大に肉を干して売る。売ったお金で小麦粉とか芋とか野菜を買う。だからとりわけ大事なのはクジラですね。一頭クジラがとれれば村中がしばらくうるおう。数頭とれればお祭りだ。

ただこうした村にも文明開化は訪れます。電気もほしい。若者はスマホでテキストメールも使いたい。伝統的な木製の舟だけでなく、船外機もほしくなる。マグロは自分たちで食べるなんて論外で、上手に売るとすごいらしい。ニホン人が信じられないような値で買うそうだ。情報化です。

若者が都会に出る。夢やぶれて帰ってくる。伝統が失われる。シャーマンが怒って「山羊の呪い」をかける。教会の神父たちの権威もだんだん落ちてくる。そうそう。村人たちはたいていフランシスとかマリアとか、フランスふうの名前です。かつては仏領インドネシナ。

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「女剣士」坂口安吾

3冊本で出ていた安吾ものの一冊。

うーん、なんというか、要するに講談ですね。「桜の森の満開の下」とか「夜長姫と耳男」とか、代表作もおさめられています。久しぶり読んだ安吾ですが、やはり良いです。

「女剣士」は初読。ちっとも色っぽくないマッチョ女が山奥で爺さんと修行の日々です。なにがなんだか。


「三国志きらめく群像」高島俊男

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高島さんの代表作の一つ・・・らしい。ようするに講談本の三国志演技ではなく、正史の三国志の話です。

こっちのほうでは、悪人のはずの曹操も魅力的だし、劉備はだらしない。関羽は傲慢。例の赤壁だって、ほんとうはどこにあるのか。いまだに戦いの場所の特定はできていならしいですね。凡庸ということになってる荊州の劉表は、実はかなり優秀だったというし。

ま、そういう本です。三国志好きのための入門書ですが、けっこう意外なことが多く、楽しく読めました。



光文社★★★
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岩井三四二は「異国合戦 蒙古襲来異聞」とか「三成の不思議なる条々」とは、ま、かなり読める作家です。かなり読めるけど傑作とまでは言えない、たぶん。

で、今度の「天命」。図書館でパラパラめくってみたら毛利元就のようだったので、興味をもって借り出し。毛利ってたしか永井路子だったか「山霧」というタイトルで書いています。元就の妻の視点で、上下巻。そこそこ面白かったですが、正直いって毛利って基本的に地味なんです。

そもそも安芸の山の中の小さな領主、国人っていうんですか。それも当主の叔父かなんかの立場で、そこから一歩一歩はいあがる。周囲は敵と縁戚と怪しい連中だらけだし、そうした雑魚をなんとか凌いでも西に大内、東北に尼子。やたら大きなのが控えている。

ミドルクラスのモンスターを片づけてホッとしていると、また次のが来ます。西を攻めてると東が不穏になる。いろいろ辛気臭くてたいへんです。大転機となった厳島の戦い(陶晴賢の大軍を撃破)が、たぶん58歳くらいかな()。実際には長寿で74、75まで生きたんですが当時の感覚としてはもう晩年ですね。で、なんとか防長をとって、岩見を攻め上がり、出雲の尼子と戦う。ふと気がつくと、たぶん中国地方のすべてが自分のものになっていた。ここで終了()。

この本ではひたすら「隠居したい・・」と願いながら、なかなかできない。ほとんど晩年まで仕事をし続けた。戦い、準備し、陰謀をめぐらし。周囲の評判は、たぶん非常に悪いでしょう。ま、悪人ですね。ただし本人だけは地道に生きてきたと思っている。

べらぼうに強大だった大内氏をのっとったのが陶晴賢です。
信長なんかは当主になった時点ですでに尾張半国で、そこから開始した。安芸の田舎領主の叔父とは出発点が違うんですね。

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