この冬は加湿器でずいぶん快適に過ごせました。年のせいか冬は肌の乾燥がめだってきて、数年前から購入を考えていた。ま、このての話のお決まりですが、三年ほどかけてようやく実現。シンプルなYAMAZENのスチーム式加湿器です。
リビングの目立たないところに置いておく。朝に3リットルの水をいれて夕方あたりにはまた補給する。けっこうな量の水を消費ですね。おかげで乾燥肌で苦しむことがなかった。ありがたい。
ようやく必要がなくなる季節になり、後始末はクエン酸を50gほど入れて30分過熱。2時間ほど冷ましておしまい。こびりついていたカルキがきれいに取れました。なめたいほど奇麗になる。
クエン酸というもの、初めて使いました。すごい。すこし、感動です。
新Valkyrieをつくって、レベル8でRogueに転職。ほかの連中が1レベルをモゴモゴの間にもうサッとレベル8です。
ただしStealthと鍵開け修行がきついですね。きつい。
UmpaniBaseで弱っちいダミー(ひょうきん人形)相手に延々闘ってようやくStealth50。で、鍵開けは残っていたAnnaの宝箱で修行中。これはひたすらひたすら辛抱です。現在ようやくLockスキル20。まだまだ先は遠い・・・。
※ 追記:ほぼ半日かけてLockスキルも45超え。ただここで安心して転職するとガクッと下がる。Rogueボーナスが消えるんですね。で、更におまけをつけて実質38まで上げて落着。Stealth50、Lock38。大丈夫でしょう。元のValkyrieになってDreadSpearを持ちます。やれやれ。
何年かぶり、6人パーティでWizardry8を遊んでますが、レベル13あたりで急にRogueが面白くなくなりました。盗みはうまいし戦闘も強いんですが、レベルアップの際にポイントを割り振る項目が見つからない。ここを育てよう...という部分がないんですね。なんか楽しみがない。
数日にわたって悩んで(この悩みが実はWiz8の楽しみでもある)、Priest→Valkyrieの転職を取りやめです。思い切ってゲームを2レベルほど戻しました。で、レベル11あたりでRogueを新人Valkyrieと交代。新ValkyrieはどこかでStealthと鍵開け修行も必要。
したがって従来のPriestはValkyrieじゃなく、もう1レベルくらい育ててからFighterにします。HealAllを唱えられる変則(または魔道)の戦士ですか。あは。
結果的には Fighter(元Priest) / Valkyrie(新人) / Samurai / Ranger / Monk / Bishopになります。Valkyrieの発育はけっこう早いです。すぐ追いつく。FighteはTheAvengerを持つ予定です。かなり強いパーティと思います。
※おかげで右手の腱鞘炎がなかなか治らない。
久しぶりに映画。「教皇選挙」。立川高島屋(今は名前が少し変わっている)の上階にある小型映画館。木下グループがやってるらしい。えーと、キノシネマです。座席数が少なくて、シートは快適。
テーマはコンクラーベですね。教皇が没して世界中の枢機卿たちが集まる。選挙権を持ってるのは100人あまり。で、主席枢機卿の仕切りで周囲を閉鎖され、缶詰状態で投票を繰り返す。決まらなければ用紙を燃やして黒い煙。決まれば白い煙。
という概略は知っていましたが、こまかいことは今回の映画で初めて知った。へー、そうなんだ。
投票用紙の書き方。投票箱(投票容器?)への入れ方。入れる際の祈り。チェックの方法。みんな面白かったです。さすがにシスティナ礼拝堂に寝泊りではなくて、どこか(簡素なホテルみたいな施設)に泊まる(※)。
別件だけど、横たわった教皇の指から象徴である漁師の指輪を(ググイッと)抜いて、専用の器具で破壊してました。昔はハンマーかなんかで力づくだったと思うけど。また外部閉鎖の際も鎧戸の開け閉めはたぶん電動です。バチカンは予算豊かで、すべて進化してる。
会話はイタリア語かフランス語かラテン語か、みんなとにかく朗々としゃべります。音響はちょっとうるさすぎましたが、映画自体は楽しめました。英語字幕と日本語字幕が付きます。
※宿舎は近くの聖マルタ舎というところらしい。やはり昔はシスティナ礼拝堂で寝泊りだったようで、そりゃ高齢の枢機卿たち、倒れる人もいただろうな。で、ヨハネ・パウロ2世が聖マルタ舎をつくった。あんがい最近ですね。
※80歳をこすと投票権がなくなるらしい。だからみんな80歳以下。
文芸春秋★★★
上下本。あまり読まれていないようで奇麗でした。刊行は2019年なので、実は意外に人気がなかったりして。大部すぎるのかな。
図版や写真も多くて、けっこう贅沢な気持ちで少しづつ読んでいたら、返却期限がきてしまいました。ま、仕方ないか。
時間がなくなってきたのであわてて下巻の最後のほうだけ。フランス・ロワールのアンボワーズ城に招かれてからの晩年が幸せだったか、失意だったか。それだけを確認でしたが、たぶん幸福な最期だったらしい。フランソワ1世という人、ダ・ヴィンチを崇拝していたようです。よかったねえ。
城の敷地の隅っこのほうにダ・ヴィンチの住処があったはずですが、そんなに広かったかなあ。こっちの記憶もおぼろです。
そうそう、まったく知らなかった新事実。例の鏡文字で書かれたメモは有名ですが、他人に見せたくなかったからではなくて、たぶんすべてのメモがそうだった。左手で書いていたので右から左、鏡文字が自然。とくに意識しない限り、ふつうは鏡文字らしい。ひえー。
4月11日のビール1ケースは無事玄関前に置かれていました。安堵。
しかし別件、14日配達の水物ケース(ビールケースとほぼ匹敵)は、ついにやられました。同じように重いのに、いきなり共同玄関わきの宅配ロッカーに放りこまれた。チャイムがポンポロリン...と鳴って確認、愕然です。仕方ない。ブツブツ言いながら、ゴロゴロカートを引き出してエレベーターへ。
で、なぜか今回の配達確認メールもやはり英文でした。まえもそうだったし、連続4~5通がそう。アマゾン、いったいどうなったんだろ。
確かに物価、高騰してます。神楽坂で時々買っている大きな肉まん、なんと640円だって。さすがにあきれてもう一軒の安いほうで買いました。こっちは460円です。たぶん前と同じ。
こっち、値上げしてないように見えるけど、すこし小さくしたのかな。久しぶりに食べてみると、気のせいか味が落ちたような印象もある。次は頑張ってまた高いほうにするか。
別件。アマゾンでビール1ケース注文。うーん、高いなあ。ついうろたえて、別のメーカーにしてしまった。こっちは400円ほど 500~600円ほど安い。10年以上変えてなかったんだけど。ついに揺らいだ。
で、さきほどアマゾンから発送通知メールがきましたが、なんじゃこれ。英文です。システムがおかしくなってるんか? (関係ないけど最近スマホでアマゾン見ると、なぜかいつも英文になる。調べて修正しても、また英文に戻る。困ったもんです)
さて、頼んだビール、運送業者は「アマゾン」になってるのでこれも少々心配です。また下の宅配ロッカーに放り込むんじゃないだろうな。やられると、ビールは重いのでトシヨリは非常に閉口です。ほんと、世の中、いろいろ信用ならなくなってる。
湿布男になってほぼ三週間あまり。劇的には改善されていません。
先日もまた整形に通院。二回目。混んでいます。町中の不自由なお年寄りが集まったかと思う混雑。とくに高齢のおばあさんが目立ちますね。男はたぶん、もっと早めにいなくなってるんでしょうね。折れるのが早い。
肩はだいぶ緩和だけど、いちおうまた注射。今回は痛くなかった。手首はあまり改善なし。またどっさり湿布(モーラス)処方なので、しばらくは安心です。モーラス長者ですね。恥ずかしながらすこし、うれしい。
手首にはモーラステープの上にネットのサポーター(包帯)を巻いています。ハサミで切れるタイプでこれはかなり便利。写真のは(半月ほど使ったのをついに処分して)まだ新品のものです。あは。
今日は子供の誘いがあって、近所の街で花見兼ランチの予定。雨がすこし心配です。
早川書房 ★★
かなり話題になった上下本です。何カ月待ちの予約をかけてしまった。
で、国家はなぜ衰退するのか。地理的要因ではないし、気候要素でもない。人種、文化でももちろんない。
では何か。国家の体制・制度で、収奪的か包括的かが大問題。つまり「収奪的制度」の国家なのか「包括的制度」の国家なのかで決定されるという。
なんの話じゃ? 収奪的というのは王や政府が国民から基本的にむしりとる体制です。ま、歴史的に見てたいていはそうですね。王や政府ってのはそのためにあるんだから。で、中央集権的、収奪的な体制はある程度まで有効です。無政府状態にくらべれば、はるかに効率がいい。
しかし、ある程度までいくと、発展がとまる。ローマ帝国は停滞した。中華もソ連も止まった。王や政府にとって「発展」にあまり意味・利益がなくなるからです。今のままで十分じゃないか。インセンティブの欠如。だから鄭和の大船団は無駄に燃やされた。
筆者たちによると「包括的制度」では国民の多くにインセンティブがある。参加し努力することに意味がある。むくわれる可能性がある。名誉革命後の英国がそうなんで、結果として産業革命。努力すれば豊かになれるかもしれない。逆にいうと、既存の支配階級が、この連中の押さえこみに失敗した。
日本では明治維新。薩摩の大久保と薩摩斉彬が偉かったらしい。この二人と、ついでに坂本龍馬。ふーん。身近なことになると、書き手の調査量がよくわかります。なぜか斉彬。
ま、ともかく。要するに「収奪的制度」から「包括的制度」に脱皮できれば発展する。できないとずるずる沈む。米国はできた。オーストラリアもできたんだそうです。フランスは革命で大脱皮したし、逆に「収奪的制度」に逃げた国もある。アフリカの大部分、中南米の国々。アジア。みーんな成功しなかった。もっと正確には脱皮を妨げられたケースが多い。
で? が問題ですね。「収奪」から「包括」への道は偶然です。どうしたら脱皮できるのかは、この本の主題ではないらしい。この国はこんな経緯で成功した、この国はこんな経緯......。このエピソードが延々と続く。でもどうしたら「そうなれるのか」はわからない。
かなり、不満が残ります。
集英社★★
今村翔吾ってのは最近テレビでコメンテーターやってるのをよく見かけますね。器用な人なのかな。
「塞王の楯」は直木賞で話題になりました。タイトルからしておどろおどろしい代物かと思ったら、案外そうでもない。石垣積みの「穴太衆」の話です。一乗谷城の落城で孤児になった子供が、石の声を聴く力があって穴太衆の棟梁になる。ふーん。
最後のほうでは国友の鉄砲集団と対決するらしいけど、そこまで行かずに挫折。ま、決して下手ではない、すごく魅力があるというわけでもない。わりあい退屈な小説でした。