図書館でミッチェナーを検索かけたら、閉架分でこれが見つかった。既読かどうか自信がなかったが、記憶にないくらいだからいいだろうと借り出し。
もちろん、前に読んでいたものだった。副題は「宇宙への旅立ち」。ペーネミュンデからアメリカへ渡った科学者たちと宇宙開発の話。ミッチェナー本らしく、いかにも登場人物が類型的なのが難だが、しかしそれなりには面白い。特にフォン・ブラウンという人物の理想と、実際に果たした役割を知ることができたのは貴重。リンドン・ジョンソンが実は(意外なことに) 強力な宇宙開発族議員であり、米国の宇宙への旅は彼に負う部分が多かったことがわかる。
しかし、半分ほど読んで、飽きた。けっこう後半はダレます。ミッチェナーの特徴であるる長大さが、この本ではちょっと裏目に出ているような印象。(それでも前回は読み通しましたが)