曇り
7月16日の夜7時過ぎ、小金井の駅前が異様な雰囲気になっていた。数十人の男女(若いサラリーマン学生たち)がみんな立ち止まって空を見上げている。写真を撮ろうとケータイをかざしている連中も5~6人はいる。
暮れかかった上空、感覚としては100メートルくらいの高さ。暗い雲を背景に、壊れかかったタコ、あるいは模型飛行機のようなおぼろな物体が浮揚している。一番ぴったりくる表現としては、体長1メートルくらいの巨大な蚊、カゲロウあるいは蜘蛛(しかも瀕死)が漂っている、という感じ。ときどき羽を動かしているように、揺らぐ。
少しずつ落下しているようでもあり、高度をキープしているようでもあり。あえて合理的な解釈をすれば、破れかかったゴミ袋が舞い上がったとでも言えるかもしれないが、しかし感覚としては「小さな飛行体」に見える。
若い連中は「未確認飛行物体だ」などど喜んでいる。
何だったんだろう。オジさんのくせに、2~3分ほど一緒になって見続けてしまった。後でネットを調べてみたら、何年か前にもこのへんでUFO騒ぎがあったらしい。出現しやすい地形なのかな。