前に読んだ「エクスカリバーの宝剣」が巻1。巻2が「神の敵
アーサー」。そしてこの「エクスカリバー最後の閃光」が巻3。それぞれ上下があるので、全6冊。で、巻2、巻3を一気に読み通し。ま、悪くはない本で、けっこう楽しめました。
このシリーズに登場するグィネヴィアば自立した女性の先駆者みたいで、なかなか魅力的。ランロットが蛇のように狡猾な美青年ということは、もう書いたかな。悪役になってるけど、これはこれで味のあるキャラクターになっている。ただ単純に、超賢くて臆病だったというだけのことなんだけど。野蛮に剣を振るうのが怖いもんで、仕方なく頭を使う。
マーリンを虜にするヴィヴィアンは小汚い狂信的なシャーマン女だし、ガウェインはアホな美青年だし、アーサーは人間の善意を信じたくてたまらない単純かつ強力な武将だし。
ま、なかなかでした。