四月の陽気

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薄曇り

この駄文にしても「乱読日記」にしても、どうも最近は怒ってることが多くなった。おまけに「莫迦話」の方はちっとも更新されてないし。年くったらいっそう寛容に、心穏やかに生きたいものと思っていたのに、このところ余裕が失われているみたいです。

いけませんなー。

今日は暖かでした。20度だったかな。4月中旬の陽気だそうです。ちょっと迷った末、コートなしで出勤しました。ほぼ正解ではあったものの夕方は寒かった。で、明日の金曜は最高気温が10度の予想。一気にまた冬。いったん何なんでしょう。そりゃ三寒四温という言葉はありますが、ちょっと極端すぎるんじゃないですか?

話は変わりますが(そもそもテーマなんてあったの?)、意味なくネットをうろついていたら「井蛙」つまり「井の中の蛙大海を知らず」という言葉が話題になっていました。この言葉には続きがある、というのです。で、興味を持って、ちょっと調べてみました。

そもそもは「荘子」が出典のようです。もちろん読んだことはありませんが、ここに「井の中の蛙大海を知らず」があるらしい。どう夜郎自大な河の神様かなんかが大海に出てびっくりして、オレはなんて井蛙だったんだ・・と猛省する。ではその続きはというと「井の中の蛙大海を知らず。されど空の深さを知る」あるいは「井の中の蛙大海を知らず。されど空の青きを知る」などが流布しているらしい。

こうなると、そもそもの意味がまるっきり違ってきますよね。半分負け惜しみのようにも聞こえますが、でも真実の部分もある。面白い付け足しができたものです。しかも神奈川新聞には「知天蒼」つまり「天の蒼きを知る」というコラムがあるらしい。

なるほどねー、という感慨です。世の中、知らないことがたっぷりある。インターネットというツールはほんとに役に立ちます。いや、役には立たないまでも、面白いです。多少の好奇心を持ち続ける限り、老後の時間つぶしの心配はありません。