晴れ
関西に単身赴任している義弟が明石(多分)で釣ったという鯛のおすそ分けが来ました。クロダイなのかイシダイなのか、正確には何というのか知らないけど、黒々とした立派な鯛。妻は「これは鯛麺にする」と即座に決めたらしく、薄口に煮汁を沸かして半身を鍋に入れようとしたのですが、少し大き過ぎて尻尾がはみ出ます。で、この前買った小出刃で半分に切りにかかりましたが、鯛の骨って硬いんですね、簡単にはいきません。ギコギコやってる。
手間取ってるんで私が助っ人に入ったのですが、私でもなかなか辛い。特にヒレの部分が超硬くて残ってしまう。最後に残った部分は料理鋏で無理やり切断しました。
「鯛麺(たいめん)」って、関西の方の人でないと知らないかな。鯛を薄味で煮て、その汁で素麺を食べます。素麺はあらかじめ鯛と一緒に皿に盛っておきます。まったく生臭さはありません。新鮮な鯛じゃないと無理でしょうね。
というわけで半分はサッと煮て、残った半分は「これは後で塩焼きにするから」と冷蔵庫に格納して、包丁やらハサミやらを始末していたら、なななんと出刃の刃が欠けていた。声を聞いて私も見ましたが、1ミリくらいの刃こぼれ。しかも刃そのものも広範囲にボロボロ。まるでミニ・ノコギリです。
「幼稚園児に無理な仕事をさせたみたい」と妻も言うておりました。可哀相に。こんな小出刃で大きな鯛を切ろうとしたのが間違いだった。そもそもアジとかイワシ用の出刃ですから、刃も薄い。無残です。
週末には荒砥を使って研がなければ。うまく回復できるかなー。
そうそう、いまどき明石の鯛?と不審ですが、なんでも関空建設の影響で潮の流れが変わって、あのへんのどこかがいい釣りポイントになっているんだそうです。
追記
下のほうで「茶碗の破片が行方不明」と書きましたが、その後ベランダに通じる勝手口サッシの上で発見したそうです。シンクの中で欠けたのに、なぜ破片が2~3メートルも飛んでしまったのか。こうした微細なものの動きは予測できません。改めて見たら小指の爪のカケラほど、ほんの数ミリの小さな薄片で、かえって接着しないほうがいいような気もします。