甘塩の塩鮭
週末に買った塩鮭の片割れが先日の朝、出ました。切り身が2枚入ったパックだったんですが、そのうちの1枚。朝食だと二人でも残ります。
確かスーパーで見たら「銚子産 塩鮭 甘塩」と「カナダ産ベニ鮭 中塩」だったかな。銚子は3枚で380円くらい。カナダは2枚で480円か530円程度。私は塩鮭(塩引き)の甘いのは嫌いなので、仕方なく高いほうにしました。それにしても甘いはずの銚子産、切り身の上に白いものがコッテリと乗っている。どう見ても塩。不思議だなー。
妻に聞いてみたら、甘塩の鮭というのは、実は塩引きではないんだそうです。単なる生鮭の切り身の上に塩を乗っけただけ。したがって身に塩はほとんど滲みていない。なるほどねー。今回のベニ鮭も、私の基準では超甘塩でした。醤油を少し垂らさないと物足りない。
こういうことって多いですね。単なる生イカの価格と、スルメの価格は雲泥の差があるし、一夜干しの塩イカでもけっこう高い。生のアジと干物のアジでも価格はえらく違う。新鮮な生ものと保存のきく加工品では、生の方が高くっても不思議はないような気がするんですが、実際は逆転。下手すると倍の値段になる。要するに手間をかけるという工程の単価が高いんですね。
鮭なんてのは、生で食べてもさして美味しくありません。少なくとも私はそう思っています。それに手を入れて、しっかり粗塩をたたき込んでぶら下げて塩引きにすると、まったく違う食品になってしまう。去年の暮れに1本買った新潟加島屋の荒巻(オススメです。安くはないけど)は、大事に食べましたが2月の下旬に食べ切り。ん? 3月まで持ったんだったっけ? ・・・どうも記憶がいいかげんになってしまった。