「蕪村春秋」 高橋治 

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朝日新聞社 ★★


buson.jpgパソコンの前にかけてあるカレンダー。モリサワというフォント屋さん(というのも乱暴な言い方だけど)のカレンダーで、なかなか趣味がいいです。で、先月の絵がなんかいい雰囲気。鳥が一羽、斜めに飛んでいる。俳画というんでしょうか、絵と俳句のようなものがゴタマゼになっている。こういう言い方もひどいですね。

妻が「これ、何と読むんだろう」と言い出したので私も興味を持ちました。もちろん、必死になって目をこらしたけど読めません。なんか「狂女」とあるような気もする。「岩○○」とあるような部分もある。どうも蕪村のようなんで、調べてみました。

岩くらの狂女恋せよ子規

これが正解。岩倉と狂女はどういう関係なんだろう。そんな逸話でもあるのかな・・などと思っていたら上記の本があったので借り出し。私は覚えてないけど新聞に連載されたものらしいですね。

拾い読みしても、けっこう面白いです。高橋さんという人、芭蕉と蕪村の対比に関心があるらしく、ところどころで比べている。私はなんとなく蕪村の感性の方が好きです。妻は芭蕉もいいわ・・といいます。

で、タラタラ気がむいたときに拾い読みしているうち借り出し期限到来。全体の1割も読んでいません。ま、そんなものでしょう。