金継ぎ

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晴れ

思いついて、金継ぎにトライしてみました。

以前、やろうと思って材料は購入してあったのですが、機会を逸してしまって放置。このところ暇なもんで、気が動いた次第です。

繕うべき器は6~7コあります。完全に割れたものはなくて、みんな縁がちょっと欠けたような皿やら深皿やら酒杯やら。なんせ初回なので、失敗しても問題なさそうな大鉢と茶碗などでテストです。

まずテーブルの上に新聞紙とサランラップを敷いて、その上で御飯粒を練る。それからかねて用意の漆チューブ(生漆)から少量絞り出し、これを混合。これが接着剤で麦漆と称します。漆ってかなり強烈な匂いですね。さらに砥の粉を混ぜ合わせると、今度はサビ漆という一種の充填材になる。

これだけ書くと簡単そうなんですが、案外うまくいかない。しっかり練ったつもりなのにまだ飯粒が形になって残っていたり、砥の粉のザラザラが気になったり。でも、いいや!と皿の欠け部分に盛ってみましたが・・・うーん、きれいにいかないです。ボソボソなままで粘着力がなく、どうも成功した感じがしない。仕方なく生漆をちょっと塗って柔らかくして形を整えてはみましたが、これも量が多すぎると今度はドロドロになってしまって盛りが凹む。

奥が深いです。大事な茶碗をいきなりやらないで、最初は粗器でテストしろと言った妻が正しかったみたいです。忠告にしたがって正解だったかな。

それでも4枚の食器にサビ塗りして、ベランダの蓋付き発泡スチロール箱の中に濡れタオルといっしょにいれました。1週間くらいしたら取り出して様子を見る予定です。

ところでなんとなく忘れて、手袋もつけず半袖姿で作業してしまった。ウルシかぶれ、大丈夫かな。目がちょっと痒いような気もする。少し心配です。