河出書房新社 ★
暇なときにだらだら読みました。このシリーズの第三作になるようです。
内容は、ま、特に書くようなものでもありません。それなりに楽しく、それなりに面白く、といった感じでしょうか。だんだん新鮮さが落ちている気配もあります。
そうそう、どこかの章に「トリュフ」について書かれていました。てっきりブタに探させると思い込んでいたのですが、さすがに今は(地方にもよる?)犬を使っているようです。フランスではこの種のキノコ類がけっこう使われており、この前食べたオムレツの中の黒いゴミみたいなもの、何だろうと気になっていましたが、その後調べたら「モリーユ」という茸でした。この他にもセップ茸とか、いろいろあるようです。
誰かが「トリュフというのは、日本のマツタケと理解すればいい」と喝破しているとのことです。要するに好きな人は好き、珍重する人は珍重する。そういうものなんでしょうね。
話は違いますが、フランスの田舎で食べたフォアグラ、まともなレストランのものは意外なことに美味でした。テリーヌではなく、そのまま切ったような雰囲気でした。ついでに言えば、ブルゴーニュ風のカエルは、私は感心しませんでした。バターがきつすぎた。塩焼きとかあっさり醤油を垂らすとかならよかったのに。そうそう、カタツムリも細工しすぎの雰囲気で、ま、どうでもいい印象。殻に残ったオリーブ油はパンを浸してたべると美味でしたが。美味しいキャビアにはまだ当たったことがありません。以上、蛇足でした。