
うーん。たしかに悪くない。ハドリアヌス帝っていえばスコットランドとの国境に塀をつくってしまった人ですね。息子に送る手紙という形式ですが、小説というより詩、一種の香気。読むと面白いんだけど、行をたんねんに追うのがけっこう疲れる。
結局、半分ほど読んだとこで挫折。借り出し期間のある図書館本では無理ですね。1冊読むのに数カ月かけてちょうどいいような本なんでしょう。
ついでに「沈黙/アビシニアン」 古川日出男。この人の本は「アラビアの夜の種族」で初めて出会って、びっくらこいた記憶があります。わけわからんけど、迫力あるなあ。

で、今回の「沈黙/アビシニアン」。これも情景がいいです。ストーリーにはまったく感動しないけど、文体とそこで描き出される映像がいい。ちなみに私は「音」とか「音楽」には感動がありません。どっちかというと映像タイプの人間。それが原因で没入できないんでしょうか。
で、結局は途中で挫折。古川日出男を読み切るにはエネルギーが必要で、例によって貸し出し期限が来てしまいました。とうぶん読み直す気力はわかないと思います。