★★★ 筑摩書房
識者4人の座談会形式。堅い雰囲気ではなく、占領下のもろもろを気楽にしゃべっている感じ。GHQと天皇の関係とか、パンパン、額縁ショー、憲法、漢字制限などなど。子供の頃にかすかに見聞きしたけど忘れかけていたようなテーマも多い。
はい。ラジオでは舞鶴帰還者情報をなんとなく聞いてきました。李承晩ラインで日本漁船がまた拿捕されたとか。新聞の見出しには連日「マ元帥、ナントカを指示」とかいう大見出しが踊っていました。
座談の出席者は4人とも、昭和天皇が実はけっこう『政治家』で、ひょっするとマッカーサーを(こっそり)手玉にとったんじゃないか・・・というような推測もあり。不器用なだけの人ではなかった。ふーん。なるほどねぇ。
そうそう、特に恨みはなんいですが当時の白洲二郎の暗躍とか、やっぱりというエピソードもありましたね。最近、この人、妙にヒーロー扱いされてるのがちょっと眉唾だったので。
ま、なかなか興味深くもあり、面白く読みました。