けっこういろいろあった年でした。
PC関連では、新ゲームSkyrimを遊ぼうと思ったばっかりに、予定外のPCシステム大幅整備となってしまいました。煩雑なので、この部分は別エントリーにしました。
・・・という前置きで実はテレビや新聞、政治のことやら書き始めましたが、書いているうちにだんだん虚しくなってきた。やめます。方向修正。
身辺雑記。
今年は春先から集合住宅の大規模修繕がありました。どんどこ足場を組んでいって、あっというまに最上階まで立ち上がる。足場を組むと網で周囲を囲んで、たちまち室内が薄暗くなります。薄暗いまま夏まで過ごすはめになりました。
覚悟はしていましたが、面倒かつ鬱陶しいものですね。ベランダに置いてあった植木の鉢もみーんな退避しなくてはいけない。退避場所、最初のうちはたまに見回りしましたが、すぐ忘れてしまう。夏がすぎて回収にいった頃には、箱入り娘のようだった鉢植えが日焼けして荒々しく繁っていて、まるで野生化したような感じ。ノラになっていた。
ま、そんなことはともかく。この修繕工事、いちばん気になったのは「塗装のいいかげんさ」でした。面積の大きな壁の塗装なんかはあんまり目立ちませんが、ベランダ内部とか共用廊下なんかの細部の塗りは非常に目につきます。ペンキ、丁寧にやるなら古い塗装をいったん剥がして塗り直すんですが、もちろん安い(たぶん)見積もりの工事でそんな悠長なことはやっていられない。高圧水で表面を吹き飛ばした後、ペタペタと上塗りします。
手順を省いての上塗りはまあ許容範囲。ただ塗り方がひどいなあ。ゴミを塗り込めるんでデコボコしてる。色違いのペンキとかウレタン塗装とか、その異種の合わせ目の部分もかなり凸凹になって、これじゃオヤヂの日曜大工のほうが綺麗なくらいです。
養生というんですか、塗りたくない部分の境目にテープを貼って、その上からザーッとローラーで塗り、あとでテープを剥がす。上手に剥がせばキリッと一直線になるはずです。なのに一直線にならない。養生テープの剥がし方が乱暴なんでしょうか。
観察していると、手順が決まってるようです。
(1)まず素人衆、下請けアルバイトみたいなのが、適当にザッと塗りたくる
(2)その後を修繕会社の社員(下請けではない)がチェックして回り、色テープを貼っていく
(3)色テープで指示された部分を、いちおう塗り専門ふうの衆が適当に補修してあるく
(4)その後、不都合な部分があったら指摘してくれ、という文書がポストに入る
(5)指摘して返すと、人がやってきて詳細を聞き、その場所に色テープを貼る
(6)その部分をまた塗り専門ふうの職人が補修し、確認印を押させる
最初に荒っぽく塗ってしまうと、その後でいくら補修しても汚さは解決しません。どっちかというと、更に醜悪になる。最初からある程度ていねいに塗れば、もっと早そうなのになあ・・と感じます。でもこうした分業(流れ作業)のほうが経済効率いいんでしょうね、
大昔、中国へ行ったとき、いっけん豪華そうな建物なのに細部が汚かったり塗り残しがあったり。ずさんだなあと思ったもんですが、いまでは日本も同じ。「ていねいにやる」という文化が消えてしまったようです。ま、プロがいなくなったんでしょう。あるいは「プロ意識」なんてのは時代後れで流行らない。
時折、まだ家族で旅行もしています。今年は6月に甲府へ、また9月には東北へ。五能線のナントカという町の民家の庭先で、なんとなく買った梅干しといぶりガッコ、意外に美味しかった。もっと買っておけばよかった。梅干しは小ぶりで貧相で、非常に塩っぱいです。本物の梅干し。
さて、今年も新潟加島屋の荒巻を注文。少し大きめの1本は塩を効かせ目にしてもらい(たいてい後で塩加減の確認の電話が入る。昔は社長らしき人から直に電話。最近はスタッフの女性が担当になっています)、小振りの1本は切り身にしてもらう。届いたら奥さんが慣れた手つきで出刃でササッとさばく。むしろ冷凍庫に収納スペースを作るのが大変らしい。
そのうち村上の「塩引き」も買ってみたいです。以前新潟県の宿屋で朝食に出て、しっかりいい味だなあと確認済。でもいざ買おうとすると面倒なんですよね。けっこう高価だし。
さてさて。年賀状の印刷も終了。プリンタを使うようになってから非常に簡単になりました。書き終わったら外出してソバを食べてから映画を見に行こうと母子が言うております。レ・ミゼラブルらしい。