★★ 角川書店
ニール・ゲイマンは「アメリカン・ゴッズ」「グッド・オーメンズ」などなど、ファンタジーというかコミックタッチというか、ちょっと形容の難しいものを書いている人です。人によっては「詩人だ」というかもしれません。
あまりストーリーが上手とは思いませんが、一つ一つのシーンは非常に鮮烈、綺麗で印象的。だから、詩人。
そのゲイマンの小品、短文(詩のつもりかな)のコレクション。よく言えば繊細で、たしかに「壊れやすい」短編集です。けっこう「?」な短編もありますが、一応は意味ありげで、好きな人にとっては素晴らしい一冊なんだと思います。