「マルドゥック・スクランブル」冲方 丁

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ubukata02.jpg★ 早川書房

冲方 丁は「天地明察」で知って、わりあい気に入った作家。その後の「光圀伝」はどこかで数ページの試し読みしましたが、たぶん興味なし。で、この「マルドゥック・スクランブル」を発見して借り出してみました。

なるほど。冲方丁ってそもそもこういう本を書いてた人なのか。

未来都市で少女娼婦が邪悪な男に殺されかかって、それを救ったのがネズミ型ロボットというか、スーパー捜査官・・・みたいなもの。激しいドンパチ。説明するのは難しいです。なんでもありのハチャメチャ・スペースオペラ。SFというジャンルに合致するかどうか難しいけど、なんかひと頃のサイバーパンクふうでもあるし、このへん、よく分かりません。

話の3分の1くらいはカジノでのブラックジャック対決、残りの3分の1はヒロインと地獄の使者の狂気のバトルです。それなりには面白かったですが、ま、オヂサンの読むようなものじゃないわな、というのが結論。