子供の休暇にあわせ、家族でフィレンツェへ行ってきました。
好天に恵まれて、日中は半袖でもジリジリ暑いほど。ただし朝晩は長袖でも冷えます。上着を着てちょうどいい。一回も雨が降りませんでした。ひたすら売店で水を買っては飲みながら歩きました。
気がついたこと。
予想していたよりも大きな街でした。どうせ昔に栄えた名残りの都市と思っていたのですが、意外なほど教会も街も壮大で、広さも高さもだいたい想像の1.5倍。膨大な富を蓄積してたみたい。1.5倍と言ったって元の想像規模が不明なんだから意味ないですね。
よかったのは3日目に行ったサンマルコ修道院。すべからく柔らかなフラ・アンジェリコのフレスコ(だろうな多分)で統一されいて、おまけにズラーっと並んだ僧坊(ですかね)、ようするに修道士たちの個室がならんでいる。それぞれの部屋に必ず1枚の絵が描かれている。
廊下のいちばん奥は狭いながらも続き部屋になっていて、そこがサヴォナローラの居室。へー、こんな質素で狭いところにいたんだ。ここから「明日は3人を処刑せよ」とか厳しい顔で指令を出していたんでしょうか。
もうひとつ、観光客がえらく多かったです。ゴッタ返し。そのゴッタ返した狭い道路で色黒のあんちゃんたちが怪しげな物売りをしている。大量の絵を道路にペタペタ置いて見せるのが閉口でした。これ、うっかり踏むと難癖つけられるというウワサもある。
どこからの移民でしょうか。不法入国かな。やっぱ、昔のイタリア植民地とかなんでしょうかね。イタリアの植民地ってどこだったっけ? はて。