碁よりももっと下手なんですが、将棋も好きです。ただし対局するのではなく、一流のプロの指し方を見るだけ。見ていたってほとんど分かりませんが、詳しく手順を解説してあると、ふんふん、なるほどなあ・・と一応は感嘆します。
とはいえ、たいして熱心じゃないので、ここ数年は渡辺明竜王の対戦だけ真面目に見ています。金を払ってニコニコ動画見るとかは遠慮して、公開中継サイトのリアルタイム棋譜だけを見ている。それだけでは飽きる(なんせ、なかなか指さない)ので、某巨大サイトの無駄話進行を眺めながら、ときどき指し手をチェックする。BSで生放送がある時間帯は、そっちを見ています。
昨日は竜王戦3局、渡辺vs森内。珍しく1局2局を渡辺が落としたので、ここで1つ返さないと按配悪いという進行。ところが序盤はその1局2局となんかまったく同じ戦法をたどったそうです。どっちも頑固なんですね。「アレで悪かったはずがない!」と、意地はって進めると、相手のほうも「なにを生意気な」と同手順にする。こういう部分、けっこう好きです。自分の非を認めるのがてんから嫌いな連中なんでしょう。
で、昨日は渡辺得意の「(守りが)固く・細く・切れない」攻めが、結果的に成功した。肉を切らせて骨を絶つ。いかにも無理攻めふうの雰囲気だったんですが、素人から見ると曲芸みたいな指しまわしで、あれれれれっ・・と勝ってしまった。ひぇーと感嘆。これが渡辺将棋の醍醐味です。面白い勝負でした。
次の対局はまたさ来週。楽しみです。金のとれる勝負(払ってないけど)って、あるんですね。