フィリピン台風関連ニュースで、アナウンサーが「レイテ湾」が云々・・と言っているのを聞いて不審。タクロバンのあるレイテ島北東部、サマール島南部、あれはレイテ湾じゃないぞ。レイテ島の東部って、湾というほどの深い地形じゃないような気がするんだけど。
自分の記憶の中のレイテ湾は、レイテ島の西側です。たくさんの島に囲まれた内海のような部分。そこに栗田艦隊が突入しようとして米艦隊と衝突した。
数日たってから念のためネットで確認してみました。あららら、完全に自分の記憶違いだった。内海(シブヤン海)をレイテ湾と思い込んでいたらしい。戦艦武蔵はこのシブヤン海で沈んだんですよね。
恥ずかしいですが、こういう思い込みがけっこう増えている。自分なりに確信もっているのに、調べてみると真っ赤な嘘。たびたびあるんで、自信を持って断言するのがだんだん怖くなる。ちょっと反論されると「うん、そうかもしれないけど」と曖昧に誤魔化しておくようになった。
いやですね。子供の頃、ギリシャの陶片追放システムを「陶片で人気投票し、いちばん人気のある政治家は(独裁者になる危険性があるから)追放」と納得してしまったことがあります。そう思い込んでたんで、中学の世界史の時間では先生の説明に食ってかかった。
なんでそう思い込んだんだろ。でも、けっこう有効性のあるシステムじゃないかなと、いまでも思っています。日本だったらコイズミとかアベとか、とっくに追放になってる。民衆に媚びるような政治家、妙に国民に人気のある人物は公職追放。追放されるのがイヤだったら、ときどき国民に嫌われるような政策を提示しないといけない。
けっこう面白いような気もしますね。