さて、2013年も暮れます。約束事なので、一応は振り返ってみますか。
Photoshop CS6を購入
この1年、PC関係ではあまり変化がありませんでした。Windows7導入とSkyrimインストール時にシステムを大きく替えてしまったので、もうやることなし。また、ちょうど1年前にSSDも入れたので、スピードに関しても特に不満なし。
回転体のない高速ドライブSSD(ソリッドステートドライブ)、その後もいろいろ新製品が出ているようです。最近では東芝と絡んだCFDの製品が人気らしいですが、そんなに劇的に進化してはいません。どっちかというと質を少し落として低価格の方向へ進んでいます。要はSSDを使うか使わないか、ですね。スピードの桁が違います。SSDを使うことでPCは驚くほど変化します。
容量に関してもそりゃ予算があれば大きいほうがいいに決まってますが、128Gか256Gかなんてのも些細な問題と思います。メーカーやブランドもたいした差はなさそうです。実際に購入したPLEXTOR PX-128M5Sは当時としても少し型落ち気味のものでしたが、 たしか価格は9000円程度。かなり安く買えたクチでしょうね。(その後は逆にジリジリ値上がりして現在でも1万円近くしている)
SSDを使うと、快適です。静かで、超速い。ハードディスクとは雲泥の差。迷っている方には強くお薦めします。もし予算に余裕があれば512Gの大容量がいいでしょうね。512Gあれば使い方にまったく気を使わず、単純に「速いハードディスク」として利用できます。
というわけでハードは何もいじらなかった代わりに、大決心してPhotoshopを買いました。CS6 Extended。Extendedである必要性はゼロだったのですが、スクール教材仕様がこれだったので仕方ない。えーと、いくらでしたか。3万3000円程度かな。こんな高価なソフトを買ったのは本当に久しぶりで、小心者としては清水飛び下りです。
ほぼ1年近く使いましたが、とくに文句なし。SSDシステムのせいか思ったほど重くもないし、使い勝手も悪くはない。まだ全性能の1~2パーセントしか利用してないですね。これからも多少は覚えるでしょうが、それでも3~4パーセントくらいが関の山でしょう。OSが大変化しない限り、たぶん死ぬまで使うだろうと思います。それじゃアドビが儲からないか。なんかクラウドがどうとか、月会費がどうとか言ってるみたいですが。知るか。
虫歯を抜いた
たかが・・と言われそうですが、自分としては大事件。歯医者へいって虫歯を抜きました。
歯医者へまともに行ったのは生涯2回目。あっさり奥のボロボロ虫歯を抜かれて、他にも怪しいのがたくさんあるとか言われましたが、そこはウヤムヤと誤魔化して放免。これで当分は安心です。
先日、いい気になって甘いものを食べたら、抜いた歯の隣がちょっと痛みだした。狼狽しましたが、せっせと磨いたら治まりました。これからも時折痛むかもしれませんが、ま、なんとか誤魔化して過ごす予定です。歯科医院にはあんまり近づきたくないです。
囲碁対局ソフトを買った
「最強の囲碁 新・高速思考版」というのを買いました。1800円程度の廉価版ダウンロードですが、私にとっては十分すぎるほど強い。いい買い物をしました。
ただし最近はあまり使っていません。何回やってもコロコロ負けるので、ちょっと嫌気がさしてきた。ただ打ち手はけっこうまともだし変化があるので、末永く使えると思います(大昔のソフトは阿呆PCふうで序盤がひとつ覚え、いつも同じ手順なのですぐ飽きた)。
あまちゃん
4月からは朝ドラ「あまちゃん」を録画して見続けました。こんなに熱心にドラマを見たのは初めてです。クドカンのドラマはどうもテンション過剰というか、少し辟易する部分があったのですが、今回はいい具合に控えめにしてくれた。脇役がしっかり揃っていて、ギャグも楽しめる朝ドラでした。
ただ放映終了後の数日はいわゆる「あまロス」感覚だったのですが、1週間もすると記憶もおぼろ。なんであんなに熱心に見ていたのかなあ・・と不思議なものです。猿ものは日にうとし。とくに朝ドラが好きだったわけではないので、続編の「ごちそうさん」にはさして関心なし。とりあえず数回は見ましたが、なるほど、ごく普通の朝ドラだなあと納得してそれっきりです。
草津軽井沢とフィレンツェ
子供がまだ一緒に付き合ってくれるので、今年も旅行。梅雨模様の草津から軽井沢をまわってきました。また9月には遅い夏休みで海外旅行。アリタリアでローマ経由のフィレンツです。狭いエコノミー座席の長時間を辛抱できるかどうか心配でしたが、乗ってしまえばなんとかなるものです。
フィレンツェはけっこう良かったんですが、ちょっと人が多すぎましたね。中心観光地は観光客でごったがえしているし(当然です)、とにかく数の多いカテドラルは大きすぎて中が広いし名画は多すぎるしで、頭の中がゴチャゴチャになる。
ただ、どうでもこうでもイタリアは食べ物が美味しいのが嬉しいです。しかも物価はちょっと安い。そうそう、フィレンツェの中心部はアフリカ系のガラクタ売りがやたら多くて通行が不便なのだけがいけませんね。うかつに歩いてると地面に拡げられた絵を踏みそうになる。これを踏みつけると「汚れたから買え!」と強要されるという噂もあります。真偽は知りません。
近くのシエナまでバスで足を伸ばしました。駅のチケット売り場がなかなか判明しなくてウロウロしました。バス乗り場も様子がわからなくて少し心配。そういえばずーっと以前にローマからアッシジへ早朝バスで行ったときも、行き先が正しいかどうかでかなり心配したことを思いだしました。運転手に聞いてもはっきりしないんです。
シエナはこじんまりした町ですが、広場ではちょうどクラシックカーのデモンストレーションをやっていました。広場につながる狭い石畳の道を轟音たてて次から次へと高価そうなクルマが通過。チョイ悪オヤジふうのドライバーと派手な女が助手席というパターンが多かったです。
オニのかくらん、不思議な発熱
11月はヘンテコリンな風邪をひきました。たぶん風邪だと思うんですが、これまでのパターンと違って喉も痛まず、咳も出ない。鼻水も出ない。ただひたすら熱が出る。子供みたいに熱が上がって39度。
39度の熱だと体がふらふらします。食い物が美味しくない。判断力が鈍る。なにもできないで、ひたすら寝ていました。通常の風邪とは症状が違う気がするのですが、では何だったかというとわからない。その後、なにか別の病気が発症ということもなかったし、いまでも謎です。
下部内視鏡
歳をとると、いろいろ旧悪がバレてきますね。体にいいことしてないしなあ。で、検診でひっかかって、ついに下部内視鏡というのを体験しました。ようするに大腸をカラッポにして、そこに内視鏡をつっこむ。便利な時代になったんですが、この「カラッポにする」というのが、けっこう手間がかかる。
タテマエでは2日前から食事に気をつけなければならない。そのへんは適当にサボりましたが、でもさすがに前日だけは消化のよい食事にして(ネギとか海草とか繊維の多いものは禁止) 、主食もお粥とかウドンとか。要するに子供の離乳食です。もちろん飲酒も控える。
ここまでやる必要あるの?という気もしますが、でもここをサボっていると当日が辛い。腸内を洗うため、けっして美味しくはないポカリスエットまがいを延々と2リットル飲むんですが、この時間がなかば拷問です。少し飲む。ボーッと待つ。また少し飲む。あわててトイレに駆け込む。また飲む。ボーッとする。またトイレ。
早め腸内がきれいになると、早めに施術してもらえます。なかなかきれいにならないと、しっかり飲みきらなければならないんで、時間もかかる。なるべく隣の連中と目をあわせないように、みんな静かに、ひたすら飲んで待つ。知りませんが拘置所とか同じ拷問を受けている罪人溜まりみたいなもんでしょうね。
内視鏡そのものは実に簡単です。麻酔をきかせれば、ほとんど意識なし。ただしポリープ切除したとかで、終わってから何日かはまた食事節制と飲酒禁止。まるで病人みたいなもんです。ただし医師から見ると、痛くなくたって切除したんだから立派な手術です。「当然でしょ」ということになる。文句をいうほうがおかしい。実際には3日目から少しずつ酒を嘗めました。怖いので少しずつです。良い子は真似をしないように。
ギックリ腰
で、今年は疫病神の当たり年だったらしく、暮れにはギックリ腰。ぺったり座り込んで新聞紙の束に紐をかけていたら、姿勢が無理だったんでしょうね、なんか腰が痛くなってきた。危険かなと察して立ち上がろうとしたら、立てない。あらら、やっちゃった。1カ月前くらいからなんとなくの予兆はあったのに、用心が足りなかったですね。
その日はもう必死です。トイレまで行くのにあぶら汗たらして10分はかかる。ベッドに横になるのにも10分かかる。体の各部と慎重に対話しながらでないと、動けません。ほんの少しでもうかつに筋肉を動かすとギクッと来る。
暗澹たる気持ちでしたが、翌朝になったら少し緩和したので、亀のようにノロノロ歩いて整形外科へ行きました。家内が心配して付き添ってくれましたが、なんか夫婦の老後を暗示しているようです。どっちがどっちを面倒みるにしても、こうやってノロノロと歩き続けなければならない。
で、結果的には、ま、軽いほうだったみたいです。特に骨がつぷれているとかではなかった。強いていえば、暮れも押し迫って医院が混み、待ち時間がえらく長かったのが辛かったですね。時節柄、大量の婆さん連中が待合室に詰めかけていました。ほとんどは薬待ち、または「電気を当てる」ために来てるんだと思います。
結局、レントゲンやら診察やらで計5時間。飲み薬を2種と貼り薬をもらって、ついでみたいな感じで「電気」の処置も受けてからのろのろ帰りました。
要するに運動不足が最大の原因でしょうね。ちょっと反省しています。ちょっと、です。
東京の公立博物館や美術館は、65歳以上を対象に割引などいろいろ優遇措置を設けています。シルバーデーなんていう無料日もあって魅力なんですが、あいにく月に1日だけ。ケチ。狙って行こうかと計画はしたものの、都合がつかなかった。都合といっても寒かったり雨だったり気がのらなかったり・・という程度の不都合。
活用しないといけませんね。亭主元気で留守がいい。なるべく家をあけるようにしないと。
来年は(来年も)穏やかな1年になりますように。