FUJIFILM X20、手にいれました。るんるん

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去年からずーっと考えていたデジカメ、ついに入手しました。FUJIFILMのX20というモデルです。色は黒とシルバーがあってかなり迷いました。黒もよかったんですけどね、やはり粋なレトロ感覚を優先させてシルバーに決定。雰囲気が軽いというか遊び心があるというか。

さて、何を隠そう、まっとうなカメラなんて買うのは生まれて初めてです。若いころに仕事絡みで少しカメラを使ったことはあります。あれはペンタックスか何かだったんだろうか。正直、よく知りません。どっかで通りすがりのガイジンに「そのカメラ、F値はいくつだ?」といきなり聞かれたことがあったけど、よう分からんかった。Fが大きい方がいいのか小さい方がいいのか。そんなこと気にするの? ボーッとしていたら、なんか白けて去ってしまった。ごめんな、無知で。カメラ知識のないニッポンジンもいるんだよ。

今回具体的にカメラを買おうかと考え出してからは、もちろん調べました。なるほど、そういうことだったのか。で、いろいろ見ていくうちに、自分の調べているのがすべて一眼レフであることを発見。最近は「デジイチ」っていうらしいですね。で、一眼のほうがいかにも本格的ではあるが、でもこんなの買ったら次々にレンズが欲しくなる。レンズ泥沼地獄に落ち込む。ひたすら金がかかりそう。

x20_201401.jpgということで、にわかに現実的になって、ちょっと高級なレンズ一体型のカメラに目標を絞りました。中ではCANONのG1 Xという機種が画質よさそうでした(センサーサイズが大きい)が、これ、先日会った兄が持ってたモノだよな。同じのを買うんじゃ真似したみたいで不本意。

あとは同じCANONでG16。いかにも何でもできそうふうで良かったんですが、どうも心にビビーンと来るものがない。あっ、候補にしたのはすべて「ファインダーあり」の機種だけです。ファインダーに拘らなければSONYのRX100シリーズなんかが良さそうだったんですが、残念ながらこのシリーズはファインダーが付いてない。

仕方ないんですよね。カメラっていうのは小さなファインダーを覗きながら、脇を固めて写すもの・・という固定観念の刷り込みがある。腕を伸ばして構図を決めていると、なんかアホみたいな気がしてならないんです。手もブレるし。家にあるカシオのコンパクトカメラだって、けっこうな性能があるんですが、でもオモチャみたいな感覚があってイマイチ愛着がわかない。

考えが古いのかもしれないけど、いまさら変えられないですね。

ということで、カメラのキタムラで買いました。4万6500円。ヨドバシでもポイント差し引けば同じ程度の値段でしたが、キタムラはなんか専門店ふうの臭いがあるし、評判も悪くないようだったので決定。ネットで買って吉祥寺店で受け取りました。ビルの5階の小さなショップで、若い店員が一人で応対していました。いかにも「カメラ屋」という感じ。中古品もいっぱい並んでいました。


FUJIFILM X20にした理由をいちおう列挙しておきますか。

・ファインダー搭載
 (いわゆる素通しではなく、データ表示も出るハイブリッドOVFらしい。視野率がどうたらいう話もあるけど、そんなもん気にしてません)

・手動でスイッチオン
 (手で鏡筒を回せるみたいです。電動ズームより「自分で操作している」感がありそう)

・ズームは4倍
 (コンデジは高倍率が流行りみたいですが、必要ないです。なるべく設計に無理がない(はず) の低倍率ものを探しました。実は単焦点もよさそうでしたが、ちょっと本格的すぎるしなあ。歳くったオヤジがファインダー覗きながら寄ったりしてたら危ない。ズームに任せたほうが楽そう)

・F値は 2.0-2.8
 (ま、せっかく低倍率なんだから、なるべく明るいほうがいいでしょう、きっと。室内でもきれいに撮れるかな)

・絵がきれい
 (ネットでは評判がいいですが、これはよく分かりません。「ひどい」という声は少ないから、きっと綺麗なんでしょう)

・小型・軽量
 (350グラムくらいだったかな。ヨドバシで手にとって見てきました。サイズはポケットに入れるのは無理としても、手軽に携帯できそうです。バッグにほうりこんでも邪魔にならない感じ)

欠点としてはバッテリーが弱いらしい。弱いといっても200枚や300枚は写せるようなんで、ま、妥協できます。またFUJIFILMというメーカー、CANONやNIKONに比べれば弱小みたいだし、新興SONYみたいな勢いもない雰囲気ですが「豊富なレンズ資産」がどうたらいうカテゴリーの機種でもないので無視。買ったらそのまま使い続けて、ひょっとしたら一生ものです。

ふと気になって、いままでのカシオのデジカメ(EXILIM EX-Z550)と比べてみました。確か当時は1万円台だったコンパクトカメラですが、けっこう使い勝手は良かったです。カシオの製品って、そういうものが多いですね。品質もけっして悪くはない。機能が多くて安くてよく売れる。ただしあんまり愛着はわかない。

(大昔、電子辞書を買ったときもカシオのは機能てんこもりで人気でした。私はシンプルでコウビルド英英の入ったセイコーにしましたが、ふつうはカシオの売り方のほうが賢いんだろうなあ)

◆FUJIFILM X20
 1200万画素 2/3型CMOS F2.0--2.8
 光学4倍ズーム 記録カード:SDXC対応
EXILIM_EX-Z550.jpg
◆EXILIM EX-Z550
 1410万画素 1/2.3型CCD F2.6--5.9
 光学4倍ズーム 記録カード:SD 2G

うーん、このへんが素人には難しい世界です。CCDとCMOSがどうなのか。センサーサイズは大きいけど画素数は逆に少ない。ズーム倍率は同じ。レンズは確かに明るい。カメラファンから「まったく違うぞ 比べるな!」と叱られそうですが。

てなことはともかく。箱をあけて恐る恐る取り出し、モゴモゴ時間をかけてストラップを取り付け、バッテリーを充電し、メモリカードを挿入。おっ、電源入れると液晶がパッと輝きます。感動的に明るいです。そこまで確認して、あとはマニュアルを通読にとりかかっています。マュアル、けっこう字が小さくて詳細です。それにしてもマュアルの紙質が悪いなあ。何回も読んでると手擦れで汚れそう。この点は不満です。


そうそう。メモリはちょっと高価ですが東芝のFlashAir 8Gにしました。無線LAN機能付きです。実はこのへんはややこしいので、少しトライしてみてからまた書く予定。レンズの前に付ける保護フィルターも注文しましたが、これもいろいろ面倒があったんで、また。

なんか高価な宝物を手にいれたような気分です。るんるん。大昔、初めてパソコンを買ったときのようなときめき。生産停止で大安売り10万円、富士通のFM77でしたか。あのときもキーボードを前にして「これをどう触るんだあ」としばらく呆然としていました。