ところがベランダから眺めてると、どうも変なんですね。記憶にあるきっちりした三角がうまく作れない。東の空を向くと左(少し北東)側にずいぶん目立つ赤っぽい星があるんです、位置的にはふたご座のポルックスですが、こんなに明るいはずがない。かといってプロキオンと決め打ちすると三角がゆがんでしまう。これを含めて無理に正三角形を作ると、青白いはずのシリウスが赤い星になる。このところ夜空を見るたびに妙だなあと思っていました。

ちなみに木星は-2.7等星。プロキオンは0.4等。シリウスは-1.5等。ペテルギウスは0.4等だけど視直径が大きい。で、木星を見てからシリウスに目をやると、たいして明るく見えないんですね。これ、本当にシリウスかなあ?と迷いが生まれると冬の大三角が壊れてしまう。
そんな理屈でした。些細なことですが、自分なりに解決してかなり嬉しい。