★★ 早川書房
図書館にあったので借り出し。巻2と3は既読です。
英語版(A Dance with Dragons)も持っているのですが、気力が続かず中断中。小鬼の川下りのあたりでストップしています。なんか陰険な謎の人物が登場していて、これが何者かまだ不明。この分を飛ばして訳本の巻2と巻3を読んだので、なんか分かったような分からないような。
という次第で、訳本の巻1を発見したのでパクっと食いつきました。うんうん、なるほど。そうだったのか。ようやく繋がった。理解しました。
この「竜との舞踏」は長大な「氷と炎の歌」シリーズの第5部ということになります。全7部という構想ならそろそろばら蒔いた餌を回収しなければならないのに、あははは。なんかマーチン御大、更に大風呂敷を拡げつつありますね。こんなに拡げてどう収拾をつけるのか。
正直、第5部はあまりワクワクしません。あっちでもこっちでも手詰まり感がただよう。異国の女王はイジイジダラダラしてるし、北の壁の若い隊長も悩んでいる。片腕の騎士も行方不明。クラーケン王子は超悲惨な感じで、海賊オヤジも不調。子供は半分植物になってしまうし。これからどうするんだか。
(関係ないけど酒井昭伸氏の訳、やりすぎじゃないかな。固有名詞が懲りすぎで疲れる。あんまり感心しません。ついでに言えば、表紙の絵はちょっと恥ずかしいレベル・・)
次の第6部(The Winds of Winterかな)ではトントンと進んでほしいものですが、たぶん期待薄。