子供に相談されてノートPCを少し調べてみました。いろいろ新発見。
まず軽くなっているのにびっくり。12インチ画面レベルで700グラム台まで登場しているんですね。そうそう、昔みたいにA4ノートとかB5ノートという言い方はもう流行らない。みんな画面サイズで表示する。またウルトラブックとかなんとかいうジャンルもできていて、とにかく薄くて軽いらしいですが、性能はあまり関係ないのかな。前はネットブックというのもあって、こっちは確かあまりパワーのない機種だったと思いますが、詳細はわかりませんでした。
で、12インチとか13インチクラスのポータブル用ノートは、もちろんSSDを搭載しているのが多いです。HDDに比べて圧倒的に軽いし、落下ショックなんかにも強い。ノートに使わなくてどうするというもの。当然ですね。
ただし、SSD搭載モデルはちょっと高価です。おまけに容量128Gigaというのが大多数。うーん、128Gというと、OS入れて大きなアプリも何本かインストールすると、残りは70Gとか80Gですか。更にデータも溜め込むわけで、ちょっと苦しい。こまめにデータを外付けに引っ越しさせないと空きを確保するのが大変そうです。空きがなくなるとSSDの性能はガクッと落ちる危険があります。となると小容量モデルは「持ち運び専用」に特化したものとでも解釈したほうがよさそうです。
その点、容量256GのSSDなら多少は安心ですが、これでもいい気になってデータを溜め込んでると安心できないです。時々は残り容量をチェックする習慣が必要。しかも値段が一気に高くなる。理想は512Gでしょうが、価格的にはちょっと問題外です。
価格といえば、まともな小型ノートPCになると14万、15万が当たり前なんですね。メーカーによっては20万前後の品揃えにしているところもある。いままで使っていたA4ノートが6万とか7万レベルだったのに比べると雲泥の差です。大きい方が安い。小さくすると高い。なるほど。
ということで子供の希望は「軽い」「容量を気にしなくてすむ」「なるべく安い」だったし、Windows7ダウングレード可能機種でないと困るので、結果的にdynabook R734/W3Kというモデルになってしまいました。(仕事用のPCでわざわざWindows8という選択肢はないと思います)
本当は最後のSony VAIOを選択(そういう熱心なファンもいるらしい)しても良かったんですが、あいにくこちらは「有線LANポートなし」で、否応なく無線使用になってしまう。環境があるなら有線のほうがいいに決まってるんですが、ま、ソニーらしい思い切りでしょうね。ふつう持ち歩くんなら無線だけで問題ないっしょ、ということ。
ただ、こういう方向をとるんなら、USBポートはせめて3つ付けてほしかった。ポートが2つじゃ、1本はマウス、1本は外付けのLANアダプタ。これでふさがってしまいます。仕事で使うような人種を相手にしてないのかな。
そうそう。最終選択となった東芝dynabook R734/W3Kは13.3型でcore i7、メモリ8Gと、けっこう奢っています。HDDは1テラのハイブリッド。これで約1.5キロ。どこで重量を節約してるんでしょうね。価格はOfficeを付けて158,800円。Yahooの東芝ダイレクトが、本家の直販より安くキャンペーンやってました。
ちなみにハイブリッドHDD(SSHD)というのは、ハードディスクのキャッシュとして小容量のSSDを使ったものです。ふつうHDDのキャッシュ(バッファ)ってのは8Mとか16MとかいうレベルのDRAMだったと思いますが、それの代わりに1000倍レベルの大きさ(たぶん8Gくらい)のSSDを組み込む。
ひんぱんにアクセスのあるキャッシュにSSDを使ったらすぐダメになりそうな気もしますが、どうやら普及品のMLC型NANDフラッシュではなく、ちょっと高級なSLC型らしい。ま、東芝さんが「大丈夫だ」と言うんだから大丈夫なんでしょう、きっと。