ま、唯一、初陣のフレッシュな感覚みたいなところはよく描けていたと思います。ドキドキ、ブルブル、カッカッ。白刃は舞うし血は流れるし悲鳴は聞こえるし人は死ぬし。
中学生くらいの少年ですから、通常は老練な連中が周囲をしっかりガードしてたとは思いますが、それでも危なっかしくて仕方ない。ただなんとかそこを通過しないと一丁前の武将にはなれないわけです。大変な商売だ。
ストーリーとは別の話ですが、今年の「軍師官兵衛」で感じていた違和感の正体を発見。官兵衛では武将たちが陣羽織を着ていないです。みんな鎧姿むきだしで床に座り込んで談義をしたり酒を飲んだりしている。だから偉いはずの秀吉なんかも妙に軽々に見える。

子供の頃にいたずらで鎧を付けてみたことがありますが、あれ、とにかく重いです。窮屈です。歩くんだってノッシノッシ。チャンスがあったらすぐにでも脱ぎ捨てたい。
なんか特別な理由があるんでしょうかね。何故か最近は陣羽織が流行っていないようです。