独眼竜政宗の再放送 第10回 男の器量

若くて気負った政宗はさっそく芦名攻めを計画。解説によると当時の芦名は伊達よりも大きな勢力を持った領主だったらしいですね。で、たいして深く考えない突貫作戦はあえなく挫折。

えーい総攻めじゃ!と破れかぶれになるのを止めたのはもちろん知恵の片倉小十郎輝彦です。匹夫の勇にあらざらんやとか、べからざらんやとか、難しい言葉を使って立ちはだかります。

冷静な西郷輝彦、勇猛果敢な伊達成実友和。うまく役割分担しています。伊達成実の言葉づかいがけっこう政宗と対等感覚なので気になって調べてみたら、要するに政宗の従兄弟なんですね。父の縁、母の縁、いろいろあってかなり濃い縁戚関係。その点で小十郎とは少し違う。なるほど。

伊達当主といっても絶対君主ではなくて、いわば盟主というか、組合長とでもいうか。戦に負け続けたりして信頼を失ったら本当に追い出される危険性がある。政宗が焦るわけです。

関白になった勝新秀吉は例によって御殿で一人で大騒ぎ。今回のオモチャは金平糖でした。前回はオルゴールでしたね。金平糖、当時から赤やら黄色やら色のバリエーションがあったんでしょうか。ま、このへんはご愛嬌です。興にのって女中たちにも金平糖を分けてやったりしてるのが自然です。

また、当たり前の話ですが、政宗も他の武将も、日本を統一して民百姓の苦しみを・・・・とか言わないのが嬉しい。敵をバッサバッサとなぎ倒して領地を拡げるのが男の器量。野望がスッキリ単純でいいです。

dokuganryu2014.jpg芦名本体が強敵で難しいなら今度は弱そうな小浜の大内だ!と決めたみたいですが、ま、どの方向見ても敵といえば敵。攻める理由には事欠かない。戦国の世です。大内って寺田農かな。

メインストーリーではないですが、桜田淳子の愛姫も、けっこういいですね。ちょっと自信なさそうで、薄幸そうで。