山形へ。
ずーっと雨模様でしたが、降られたのは数分だけ。非常に幸運でした。宿に帰ると「大変だったでしょ」と言われ、詳しく聞くとあちこちで大雨だったとか。山ひとつ違うと天候がまったく違うらしい。
そうそう。特に福島から米沢まではけっこうな山でした。吾妻連峰越え。たまたま見ている大河ドラマですが、伊達政宗の正室(後藤久美子)は福島の更に南の三春から米沢まで嫁入りだったようです。駕籠に乗ってでしょうが冬は大変だっただろうな。すごい道を辿ったもんだ。
なぜか山寺(立石寺)へ。これ、子供の頃は「りゅうしゃくじ」と覚えましたが、今では「りっしゃくじ」らしい。こういうこと、けっこうありますね。奥の細道の「月日は百代の過客」も昔は「ひゃくだいのかかく」と習った。最近は「かきゃく」と読んだり「はくたいの」と読むふうです。そのうちまた変化するかもしれません。
で、山寺。階段はけっこう広いですが、うーん、さすがに辛い。ほぼ千段。八合目か九合目で私はリタイアしました。家内と娘は上まで登ったようです(若い)。下りがけっこう応えますね。足が頼りなくなって膝が笑う。
翌日は茂吉記念館。最寄りはなーんもない無人駅で、あまり手入れされていない公園を少し歩くと辿りつけます。中はけっこう広いです。茂吉の几帳面な原稿やら手紙やらがたくさん展示してありました。
そうそう。山形県が力を入れているらしい「つやひめ」は美味しいオコメでした。旅館(葉山舘)の「トマト鍋」が予想を裏切る美味しさでした。