小川国夫という作家は初めて。もちろん名前は知ってましたが、なんとなく近づけなかった。
で、分厚くて新品同様のこの一冊。分厚いのも新しいのも大好きなのでニコニコしながら手にはりましたが、うーん・・・・。きびしい。
旧約聖書仕立てという予想は当たりましたが、ヨレハなる予言者(預言者)が最初の方で殺される。あるいは殺されたと証言される。ヨレハはどうも悪の予言者(預言者)であるらしい。
で、ヨレハ様がどうたらこうたら。すんなり入りにくい文体。好きな読者にとっては素晴らしい味わいなんだろうけど、あかん。50ページもいかないで挫折です。
今回図書館から借りた3冊、みんな失敗でした。みんなハズレ。「興亡古代史」小林惠子もそうだったし、楽しめるだろうと期待したデュマもダメだった。
「赤い館の騎士」アレクサンドル・デュマ
ブッキング
革命時代が舞台。共和派の元気な主人公が出てきて、闇の中から謎の美女が出てきて。その美女に再会して。しかも囚われのマリー・アントワネットがいて、それを救出しようとする騎士がいる。
デュマのものなら当たりハズレはないはずなんですが、これは没入できませんでした。不思議だなあ。しかもなんのことはない、前にも目を通していた。2008年。内容はまったく覚えてないので、たぶんこの時も挫折したんでしょう。