独眼竜政宗の再放送 第31回 子宝

秀吉にはお拾い誕生。政宗には正妻めごが娘を産む。懐妊を告げるときのモゴモゴぶりがなんか笑えました。これが五郎八姫かな。女児かあ・・とかなりガッカリしてましたが、もちろん出産後の奥さんに対しては笑顔でねぎらいます。こういう嘘ってのは、人間関係の常識ですよね。このドラマの政宗は常識をわきまえた嘘つき武将です。

例の最上の幼い姫、ついに秀次の側室に上がりました。聚落第へ上がるまえに秀次失脚というタイミングで、実際にはまだ側室になっていなかったというのが通説みたいですが、このドラマでは父親に連れられてきちんとご挨拶してました。もう少しグズグズしてればよかったのに。最上義光、このあたりは完全に読み違いでしょうね。

たしか秀次処分の後、秀次と親しくて金を借りていた大名連中が恐慌に陥ったはずです。後から見ると簡単だけど、渦中の人間にとってはマサカ!という事態。天下の関白が急に切腹だなんて。

吉野の茶会で、三成が政宗に「秀次に接近するな」とさりげなくアドバイスしてました。でも政宗は耳を傾ける気もありません。三成という人、きっと(本人としては不本意でしょうが)敵の多い人だったんでしょうね。なぜ三成が政宗に親切したのかは不明

dokuganryu2014.jpg秀次役の陣内孝則、けっこう好演はしてるけど、まだまだ空回り演技が目につきます。この人、30年近く前の倉本聰の「カレーライス」で初めて知りました。たいして上手じゃないなあと思ってましたが、最終回あたり、香典を盗まれて号泣するあたりで名演技。それで名前を覚えたんだと思います。