谷根千ブームを作り上げて文京区の地価を上げた森まゆみオバさんが山田風太郎にインタビュー。インタビューというより、家に押しかけて適当に雑談しているという感じでしょうか。
森まゆみは歳の差もあるけど若い娘みたいにコロコロ心弾ませて饒舌だし、風太郎爺さんはいつもの調子で自分の言いたいことだけしゃべっている。ま、そういう軽い本です。ページ数も少なくて薄い。
ま、いちおうは山田風太郎の著作について、順番に聞くという形になってます。でもなんせ風々居士ですからね「忘れた」「そんな本があった。でも読んでない」「どうだったかな」「覚えてない」。で、縦横無尽というか、脈絡なく話題が飛ぶ。別に迷惑に思っているわけでもなく、勝手に勝手してる。
サーッと読んで、楽しい本でした。山田風太郎という人、かなり好きです。