定年で退職した新聞記者が世界をバックパック旅。韓国、中国から始まってネパールやらインドやらまではともかく、アフガニスタン、イラン、イラク、イスラエル・・・・となるとかなりハードだ。命懸け。
行った国々とかネタは悪くないのだが、正直、あまり楽しくなかった。何故なんでしょうかね。どうも「ブンヤ」の臭いがプンプンするからかな。ときどき「こりゃスクープだ!」とか興奮されると、引いてしまう。お前さん、旅行者なのかジャーナリストなのか。とくに後半は「そんなに燃えるなよ」と言いたくなります。
折に触れてなんやかんや感動したり、ヒューマニズムに目覚めたり。でも、共感できない。いかにも二流ブンヤさんの文章で、生意気言うようですが、浅い。
それにしても、世界中、どこにでも日本人のバックパッカーはたくさんいるんですね。その点だけは感心しました。