銀歯をいれた

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数週前、歯ブラシを使っていたら奥歯に穴があいた気配。穴があいたというと大げさかな。多少の痛みはずーっとあって、ま、痛みかかっているのは承知だったのですが、たぶん進行していたんでしょうね。で薄くなった表面が歯ブラシの圧で陥没したような気配。いちばん奥の上の臼歯です。

近所の歯医者に行きました。生涯、これで三度目の歯医者です。

実は一昨年の春、この歯医者で下の奥歯を抜きました。これが二度目の歯医者。4~5年越しくらいの長持ちした虫歯で、もちろんボロボロになっていました。処置のしようがなかったらしく、あっさり抜歯。ちなみにいちばん最初はまだ若いころで、たしか親不知だったかな、これもスポッと抜いておしまいでした。

今回はその抜いた部分の、対になる歯が悪くなった。時折痛んで、数日我慢しているとおさまるのを何回かくり返していたんですが、さすがに穴があいたら放置はできない。面倒だから抜いてしまおう・・てんで、意を決したわけです。抜くだけなら簡単だろう、きっと。

残念ながら簡単には抜歯してくれなかった。進行してたけど他がまだしっかりしていたらしい。歯科の処置の流れをよく知らないんですが、ガリガリ削って神経抜いて、何か詰めて、ではまた来週いらっしゃい。結局、4週にわたって通いました。

とかなんとか。ついに銀冠をかぶせる身になりました。生涯、初かぶせもの。ただし口を開けてみてもなかなか見えません。ま、これもいいでしょう。金持ちならぬ銀持ちになった。

歯医者に言わせると、とても硬い歯なんだそうです。ほんと、親に感謝。田舎育ちの昔もんなんで、歯磨きもサボりがちだったんですが、なぜか虫歯にならなかった。甘いものを食べられる時代でもなかったし、味噌碗の底に煮干しが入っていると喜んで齧ったりする時代です。おまけに子供の頃は乳歯がちょっとグラグラし始めると、じれて無理やり自分で抜いたり。そりゃ痛いです。涙をポロポロ流しながらエイ!と抜いた。人には言えないです。野蛮人ですね。あっ、コーラの瓶のフタを歯で開けるような乱暴はしたことないです。あれはさすがに恐い。

その代わり、これも歯医者に言わせると、どうも噛み合わせが悪いんだとか。「トウモロコシなんか食べるの大変でしょ」とか言われたけど、え?そうですか。気にしたことなかった。ずーっとこの歯で生きてきたんで、特に不自由を感じたこともない。

ま、なんだかんだ1万円以上を使いました。よく80-20とかいいますね。80歳で20本を残す。80まで生きられるかどうかは疑問ですが、うまくいけば20本は残りそうな気もします。現在27本。うち処置済が1本。持つかな。