BBCドラマ「Wolf Hall」

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ネットをうろうろしていたら、BBCドラマで「ウルフホール」がどうたらという記事にぶちあたりました。へぇー。

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ヒラリー・マンテルの「ウルフ・ホール」「罪人を召し出せ」のドラマ化です。トマス・クロムウェルが主人公で全6回。かなりの好評らしい。うーん、見たいなあ。でも日本公開は来年だし、しかも専門チャンネルらしい。残念。

しばらく待っていればDVDになると思いますが、こういうDVD、けっこう高いんですよね。好評「ゲーム・オブ・スローンズ」なんかも機会があったら見たいものと思ってますが、やたら長大な連続もので、たぶんDVD全巻買ったら10万円近くはする。そもそもまだ完結していないし。(原作そのものがまだ未完)

あちこち調べたら、「Wolf Hall」の第1回はすごい高視聴率だったらしいです。ただし2回目はガクッと落ちた。人間関係や内容が難しい。チューダー朝宮廷のゴタゴタですから、そりゃ込み入っている。ヘンリー8世、王妃キャサリン・オブ・アラゴン、ブーリン姉妹、ジェーン・シーモア、その実家の連中の暗躍、大貴族の陰謀、フランスやらスペインやらローマの思惑。財政再建に国教会。トマス・モアの失脚。そりゃ大変です。英国の連中もややこしいストーリーは苦手なのかな。

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視聴率が落ちたもうひとつの理由は画面が暗いことだそうです。だいたいBBCの歴史ものは暗いですね。部屋の中とか宮廷の大広間とか、窓は小さいし照明は乏しいし。部屋の隅のほうなんて、ほとんど真っ暗でしょう。カーテンの陰では男女のかけひきとコソコソ話、陰謀の巣。

ヒラリー・マンテルの原作はなかなか良かったです。すんなり没入しにくいスタイルですが、叙述は非常に魅力がある。おまけに長い、長い。「ウルフ・ホール」の上下巻と「罪人を召し出せ」を重ねると、たぶん10cm近くなるでしょうね。

これだけ使ってアン・ブーリンの細首がようやく落ちます。その前にアンの兄貴の首も落ちます。もし続編でジェーン・シーモアやら次の王妃やらを延々書いたら、たぶん厚さ20cmくらいにはなるでしょう。

出たら、たぶん読むけど。