体を動かすことは得意じゃないのに、なぜか家族で木曽へ行ってきました。旧中山道。よせばいいのに馬籠から妻籠まで歩きました。
事前に調べると「1時間半」とか「2時間」とか、情報はいろいろ。前宿の旅館の仲居さんに聞くと「ゆっくりで3時間くらいでしょ、きっと」とも言います。わざわざ山道を歩く人の気が知れない様子でした。で、実際には、日頃まったく鍛えていない軟弱なオヤヂたちの場合、たっぷり3時間かかりました。かなりキツイです。
馬籠からが大変ですね。石畳の上り(少し下り)が続き、勾配がけっこうある。歩いても歩いても距離が稼げません。距離的には3分の1もない800m程度の峠までで2時間近くかかりました。頂上を越えると10分ほどで無料の茶屋があり、ここで一服。板間の囲炉裏で太い薪を燃やしていました。あとはだらだらした下りがほとんどで、約1時間です。電車の時間がせまっていて、妻籠なんかほとんど通りすぎただけ。何しに行ったんだか。
面白かったけど、もういいです。ハイキングコースのあちこち「熊に注意」の看板が立っていました。熊避けの鈴を鳴らしながら歩いている人もいました。ボーッと眺めていると、でかい外人カップルが追い越していく。外人が多かったですね。
そうそう。その日は妻籠から南木曽へ出て、そこから電車で上諏訪へ。翌日、諏訪上社の本宮へ。出雲系なのかな、ちょっと変わった作りの社です。境内で奉納相撲大会をやっていました。爺さん婆さんがたくさん折り詰め食べながら見物。酔っぱらいの声援も大きくて、なかなかよかったです。