続「戦争と平和」 読む本がなくなるとリビングのテーブルに置いてあった「戦争と平和」に手を伸ばし、ページを開きます。まだ第1巻の最初の方。ピエールの父、ベズーホフ伯爵(そんなふうな名前)が瀕死の床についているあたりです。こすっからいワシーリー公爵がベズーホフ伯爵の娘(だろうな、きっと)に遺言書の隠し場所を聞き出そうとしているあたり。そうそう。アンナなんとかという零落した寡婦(ボリスの母)がけっこういい味を出しています。才覚だけで必死に頑張っている。うん、全体にけっこうスムーズに読める。ちなみにまだナターシャは子供で、たいして可愛くはありません。というか、全編通じてナターシャってそんなに魅力的ではなかったような記憶があります。 前の記事 次の記事