2016年、いろいろ

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もうすぐ2016年も暮れます。

この回顧記事、もう何年続いたか。たいした意味もない代物ですが、後になるとけっこう役にたちます。そうか、あの年はあんなことがあったのか・・。減退する記憶の補助メモですね。

今年はよく言えば平穏無事、これといった出来事もない1年だった気がします。沈香も焚かず屁もひらず。 確実に歳をとり、体力が衰え、何かしようとする気力もなくなる。エントリーを振り返ってみますか。


2月の上野

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まだ風寒い2月、上野で始皇帝兵馬俑を見てきました。展示そのものも悪くはなかったのですが、月日がたつと、あまり覚えていない。それより公園の入り口付近で見かけたペラペラ服の寒々しい雑技団のほうの印象が強かったりして。

展示スペースには、たぶんレプリカでしょうが弩弓の展示もあって、思いの外に威力がありそうでしたね。かなりゴツくて大きい。こんなんでズバッと射られたらそりゃ恐いでしょ。下手な鎧を着ていても簡単に突き抜けそうでした。こういう弩級を持った兵士が肩をならべて何千何万もドスドス進軍してきたら、かなり迫力がある。

兵士たちの顔もいろいろで、かなり西域の血が入っている印象でした。秦という国、中華文明の中心から遠く、かなり外域にあった新興地域だったんでしょうね。

たしか帰りにウナギを食べたような気がします。浅田次郎「黒書院の六兵衛」に出てくる池之端の伊豆栄。ん?違ったかな。別の日だったかも。するとこの日はどこで何を食べたんだったか。忘却。


ガラケー P-01Hに機種変更

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10年以上使ったケータイ(n700i)を機種変更しました。古いガラケーで不自由はなかったんですが、バッテリーが劣化したらしく、ちょっと長く話すとすぐ切れるようになった。充電用のACアダプタも被覆コードがボロボロになって、おまけに調べてみると、どうも各社ガラケー生産が終わりにさしかかっているらしい。ガラケーは終了、みんなスマホに買い換えてね!という時代になった。

本当はスマホにしてもいいんですけどね。ネックは料金体系です。老眼でせっせとネット見ようとも思っていないし、小さな画面のゲームにも興味はない。ゲームするんなら大画面、高画質のPCに限る。普段は通話とメール程度で十分というユーザにとって、スマホ料金は論外ですね。おまけにバッテリーは持たないらしいし。

ということで、延命のためあわててガラケーを買いました。パナのP-01Hという機種。いまのところ満足しています。いちばん安い「シンプルバリュー」で契約したため、先日確認してみたところ月額500円程度。大正解です。壊れるなよ。一生持たせる予定なんだから。最近何か買うと、いつも「一生もの」と思ってしまう。


ノートをSSD換装

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家人が使っている2010年もののVaioノート。CPUはCeleron P4500で、かなり遅い。たまに使ってみると反応が重くてウンザリします。

思い立って、内蔵HDDをSSDに交換しました。SanDisk SSD PLUSという代物で容量は120GB。5000円弱。安くなったものです。他人のPCなんで、さして思い悩むとことなく、さっさと購入。ついでにTeamのPC3-8500 SO-DIMMメモリ(奮発して4GBの2枚セットで4980円)も入れました。

これは大正解でしたね。かなり軽く、速くなった。快速!とまではいきませんが、少なくとも使っていて苦痛ではない。すっかり気をよくしてその後もネットを調べてみると、500GクラスのSSDが1万円台で買えるようになっているんですね。うんうん。そのうち、自分のデスクトップも大容量SSD化するか。現状128GのSSDでも問題ないんですが、いつかそのうち。きっと。



Windows Updateは大仕事

PCのハードを交換するのは難しくないんですが、いちばんの難関はOSの再イントスール。いえ、実はインストールもたいして手間はかかりません。その後の追加アップデートがえらく大変になるのが困る。

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サービスパック(SP1だったか。保存してある)も無事入れ終えた段階で、更にアップデートしなければならないプログラム数は膨大。で、ご存じの方はご存じでしょうが、これが遅々として進みません。ほんと、進まない。1日バックグラウンドで動かしても1本か2本入るだけ。マイクロソフトが完全に手抜きしている。ふんとに。

ネットをいろいろ調べて、その時点で最新のインストーラだけをまず先に更新という方法を発見しました。。インストーラを最新にしてから「更新プログラムの確認」すると172本だったかな。これを数回に分けてダウンロード&インストール。なかなかに難作業でした。もう二度としたくない。これに懲りて、アップデートしたシステムはしっかり「イメージバックアップ」とることにしています。Windows7はこれからマイクロソフトがあまり面倒見てくれないはずなので、今後はすべて自力自助。時代が変わったんですね。

それにしてもこれからのOSはどうなるんだろ。たぶん「OSがどうのこうの」と文句たれるようなユーザは見捨てられる。なーんも考えず「Windows10を入れてMSが好き勝手にアップデートするのが当然でしょ」という環境になるんでしょうね。



多摩湖まで歩きました


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連休。家人(と娘)の発案で、なぜか健康的に歩きました。花小金井から多摩湖まで。ひたすら直線道路で、多摩湖自転車道というらしい。たいした距離ではないんですが、ふだん体を使わない生活なのでかなり疲れました。

途中の線路沿い、狭い帯状の土地を近所の人が勝手に自家菜園にしているらしい。土地が空いてるんだから当然ですね。国か都か市の「禁止!」の立派な看板がズラズラ設置されていますが、もちろん誰も気にしない。看板の設置費用だけでけっこうな予算だっただろうな。いかにもお役所仕事。

考えてみると多摩湖(村山貯水池)、見るのは初めてです。志村けんの「東村山音頭」だったか。ひがし村山 庭先っきゃ多摩湖。東村山ってのも、どのへんか、実はよく知らない。たぶん来る途中で通過はしていたんだと思うけど。

たまに歩くのもいいものでした。



北陸新幹線で金沢・北陸へ

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新幹線で金沢・北陸へ。山中温泉で「新幹線開通から日もたったし観光客も落ち着いてきたでしょ」と聞いたら、とんでもないと一蹴。日本人客も多いけど、某国から大挙して来ているらしい。宿屋の浴槽で会ったオヤジ(金沢在住)も「行儀が悪いんで困る」と大きな声で文句たれてました。なんせ店先に並べてあるバナナの皮を勝手に剥いたりするとか。そりゃ腹もたつ。

泊まったのは「蝴蝶」という宿屋。ちょっと古びたこじんまりした宿ですが、落ち着いていて食事が良かったです。スキヤキもシャブシャブも出ない。もちろんトンカツもない。はて、肉を使った料理なんて、あったかなあ。

送迎バスの運ちゃんから「ドイツからきた家族客が、食べるものがない!と逃げ出した」という話も聞きました。そうだろうな。肉食い人種だったら「野菜だけじゃないか!と悲鳴をあげる。器に凝った田舎懐石みたいなメニューで、地味ですが美味しかったです。(加賀懐石と称しているらしい)


今年も恒例、昼食会


毎年のことですが、この秋にも兄弟の昼食会。出席者のうち半分以上が80代になりました。みんな元気だなあ。

いつも会場にしている都心のホテルバイキング、正直いってコストパフォーマンスはかなり劣化しています。最初の頃はさすがのサービスで、ちゃんとフロアマネジャーのような黒服がいて周囲に目をくばっていた。そのうちスタッフの数が減り、料理がなんとなく美味しくなくなり(もちろん不味くはない)、料金だけは少しずつ高くなっている気がする。

いつの頃からかワインリストを要求すると「え?」という顔をされたりするようになっている。昼食バイキングでワインリスト?という反応。客層も変化していて、あまりいないのかな。

今回なんかは、フロアの担当の女性が必死に動いているのがわかるけど、どうにも間に合わないです。客の数に対してスタッフが少なすぎるんでしょうね。コーヒーが遅れたりいつまでたっても来なかったり。ま、ベテランがどんどん引き抜かれているんでしょう。時代の流れ。仕方ない。

でも長老たちからすると、それでも有名ホテルには価値がある。いまさら他のホテルに変更もできないでしょう。年に一回、あのホテルでみんなの顔を見て話をして食事する。それが価値です。あと何年続けられるか。

そうそう。姉から聞いた話では、孫娘の一人が高知で地域おこし協力隊のような仕事をしているらしい。もちろん収入は超安いんでしょうが、田舎だからなんとかなる。へぇーと興味を持ってネットで探したら、わな猟とか銃猟免許とか取得して、えらく元気にやっている様子。オッサンたちに連れられて山に入り、イノシシ獲ったり食ったり

いろんな子や孫がうまれる。いいことですね。拍手。



定期検診

きちんと健康診断を受けています。たいてい「要再検」とか「精密検査」の項目がありますが、あまり気にしていません。よほど悪い部分があれば強く言ってくるでしょう、きっと。

今回も前日に節制したせいか、中性脂肪値も控えめな数値でした。後日、行きつけの医院へ数値を持っていくと「少し下がってますね。お酒、ひかえているんですか」と言うんで「はい、前よりは減っています」。ま、嘘ではありません。だんだん飲めなくなっている。それで無罪放免。年があけたらまた採血するとか言うんで、直前になったら1日か2日はまた禁酒の予定。姑息。何やってんだか。

来年は思い切って、アレ、長年の悪習をやめるかなあ。まだ決心がついていないので公言はしません。うーん、と考えています。



真田丸が終わった

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終わりましたね。今回の大河はけっこう気に入って毎週みていました。下手すると土曜日にも再放送をまた見る。

三谷脚本なんで、ちょっとフザケが過ぎることがあるけど、ま、我慢の範囲です。少なくともストーリーがはっきりしていて、登場人物のキャラがしっかりしている。それだけでも得難いです。ほんと、ここ5年10年の大河ドラマ、脚本がどんどん劣化している。脚本家が育たないんでしょうか。民放でちょっと気の利いたトレンディドラマを書いた人が、いきなり大河を担当して大失敗する。歴史ものは難しいし、知識と愛情がないといけない。小手先のテクニックじゃ無理です。

ところで数週前からダウントンアビーがまた始まったので録画開始。たまに見ると人間関係がわからなくなるけど、貴族も下僕も顔つきが同じだからかな。下手すると下男のほうが堂々として上流階級の顔をしています。20世紀初頭という舞台設定なら、たぶんまだ階級によって体格や顔つき、話し方もかなり違っていたような気がするんですが。

大河も来年は柴咲コウで「おんな城主 直虎」だそうで、かなり期待薄。それでも最初の回くらいは見てみるつもりです。どうかな。


将棋のこと

今年も将棋竜王戦は渡辺明の防衛となりました。これで11期目かな。よかったね。また金が貯まる。

特に将棋が大好きというわけではないのですが、竜王戦はビッグタイトルだし、特に渡辺の竜王戦はヘボが見ていても面白いことが多いので、たいていは追っています。公開の特設サイト(それに対して名人戦は登録しないと見られない)で棋譜進行を眺めながら写真ブログをチェックし、手がなかなか進まないとき(1時間くらい進まないのはふつう)某大手掲示板でファンの書き込みを眺めて時間をつぶす。

ところが今年はダメでした。掲示板がちっとも楽しめない。だいたい渡辺ファンの書き込み、アンチ渡辺の書き込み、手筋予想やら批判やらの書き込み、渾然ゴチャゴチャになってスレが進むんですが、今年はひたすら例のスマホ問題の罵り合いばっかり。問題が発生してからもう2カ月近く経過しているのに、まだエネルギーが尽きないようで、ひたすら荒れまくっている。ほんと、うんざりしています。

と思っていたら暮れも押し迫って調査報告が出たようです。ザックリ言えば証拠不十分でシロ。ある程度予想された決着ですが、しかし外野はまだまだ大騒ぎ。今度は文句つけた側を処分しろとか何とか。ふんとにまあ。


最近のこと

来年は大台に乗ります。数えの古希はもう過ぎていますが、今は満年齢の時代なんで、ま、来年が一応の切り目ですか。

すべからく「欲望」が減少していますね。美味しいものを食べる、酒を飲む、そうした「何かしたい・・」というエネルギーのレベルが低下してきたような気がします。本来なら哀しいことのはずですが、それすらさほど感じない。枯れてきた、とでも言うんでしょうか。

何といってしたいこともないので、時間があくとひたすら本ばっかり読んでいますが、そもそもメガネが合わなくなってきた。10ページも活字を追うと疲労する。度の合ったのを新調しないといけないけど、うーん、面倒だ。ベランダの鉢植えも元気がなくなってきたのでそろそろ土を換えなきゃいけないんですが(数年前から気にかかっている)、それも決心がつかない。作業のために腰をかがめるとギクッと行きそうだし。

困ったもんだ。

こういう状態が「トシをとる」ということなんですね。来年も平穏な1年でありますように。