東方書店という版元、名前だけは知っていたし神保町店舗の前を通ったこともあるはずですが、発刊の本を実際に読むのはたぶん初めてです。
内容は世界各地でおこなった莫言の講演集。語られているのは例によって例のごとく、貧しく飢えていた少年時代とか、作家になって三食ギョウザを食べたいと思ったとか。金が入ったら腕時計と革靴買って、故郷の街で女の子にみせびらかしたいと思ったとか。
そうそう。新しいことといえば、本人が「酒国」を最高傑作と自負しているらしいこと。たしか初期の本ですよね。へぇーと驚いたので、さっそく図書館で閉架の酒国を予約しました。なぜかこれを読み残していた。