若いころは割合マメで、よく包丁を研ぎました。子供用の椅子や机もつくったし、釣り棚も作った。まな板に鉋もかけたし、なんやかんや。ただし包丁研ぎは自分でも巧い気がしない。試行錯誤で、ま、なんとか刃がついかたな・・という程度で終わる。
要するに正しい研ぎ方を会得していないわけです。
いつの頃からかそうしたことを手抜きするようになって、ずーっと放置していたのですが、いざまた研いでみようと思っても、肝心の砥石が使えない。真ん中が凹んでいる。下手な研ぎ方をしていた証拠ですね。コンクリートかなんかの上でゴシゴシやれば平らになるんでしょうが、集団住宅に暮らしていると、それができない。不便なもんです。
というわけで、ずーっと気にかかっていましたが、ついに決心して砥石を買いました。もちろんアマゾン。シャプトン刃の黒幕オレンジという不思議なネーミングで、番手は1000。ちょっと荒砥のほうに寄った中砥でしょうか。もちろん合成砥で3000円弱。セラミックなのかな。ネットの評判では、簡単に刃が付くらしい。
さっそく研いでみました。うーん、なかなか刃がつかない。あてがう角度が浅すぎるのかもしれません。しばらくゴシゴシやって、飽きてきて中断。左手の中指の腹を擦ったようで、血がにじんでいる。結果としてはあまり成功ではないけど、それでもやらないよりはマシ程度。数日たってケガが治ったらまた再トライしてみますか。