もちろん読了なんてできません。それでも3分の1くらいは読んだかな。えらい。
部分的にかじっただけなんですが、やはりプルタルコスなんて読むもんじゃないです。書かれていることは著者の好き勝手。完全に主観的な逸話集。しかも短い。ま、それでも後世に残ったからすごいのかな。残ったことに意義がある。
時間と余裕のあるときに、じっくり読んだらあんがい楽しいかもしれない・・・という本でした。豊富な(というよりこっちが本文)注釈が面白いです。ただ時間と余裕、いつになっても、何歳になっても、あいかわらず、ない。
話は違うけど、デュマのモンテクリスト伯、ローマのカタコンベで山賊の首領が英雄伝を読んでいる・・という部分があった。たぶんローソクの灯の下で読んでいる。もともとが羊飼いですから、けっこう苦労して文字を読んでるんでしょうね。ま、この当時だったらプルタルコスは教養の固まりみたいな本です。ルイジ・ヴァンパだったかな。