朝日新聞出版★★★
半藤一利・加藤陽子の「昭和史裁判」を借り出したんだけど、前に読んだものだったことが判明。アホだなあ。ついでですがこの「会えてよかった」もなぜか表紙画像がフォルダーに入っていた。タイムスタンプを見ると去年の初夏ごろに借り出したらしい。読みやすい種類の本なのに、なぜ読了しなかったんだろう。不審。
とにかくボケが始まっていますね。「不審」じゃなくて、そういうものだと思うしかない。
で、読み始めましたが、うん、たぶん未読。「たぶん」といか言えないところが悔しいけど、記憶が明確でないんだから仕方ない。
そうそう。肝心の内容ですが、ま、安野さんが記憶に残る数十人について(おそらく)思いつくまま自由に脈絡なく書き綴ったもの。トシのせいか、記述の自由奔放さは達人の域です。あの足の長かった俳優、名前が出てこないけどえーと・・・・ そう、池辺良。あの人の随筆も晩年はあっちに飛びこっちを語り、もう神の領域でした。
そうそう。面白かったのは高峰秀子について。「高峰秀子には2パターンいて、片方はみんなが憧れる楚々たる美女。もう一人はとにかく口うるさい女」という趣旨で、これは笑ってしまった。確かにねぇ。