ま、ようするに特定のある日、どこへ移動したか、どんな交通手段をとったかという調査らしいです。東京都都市整備局が主体。どうしてカタカナ使うんですかね。
ま、善良な市民としては協力するにやぶさかさっさなんですが、読んでみるとネットで回答してほしい。それが無理な人には後日用紙を送るとある。なるほど、都としてはなるべく手間を省きたいんだろうな。理解できます。ネットで回答してもらえれば、あっというまにデータが整理できる。
ということでアクセスして、ハガキに記載のIDやらPWやらをいれて、さて開始してみたらなんだこりゃ・・・・。なんと細かいんだ。異常。
たとえばある日、電車にのって都心へ行き、喫茶店で人にあって、帰路は途中駅でスポーツ店によってバッグを買ってかえるという平凡な一日。はい、たまたま小さめのリュック(デイパック)を買ったんです。長年使用のショルダーバッグは、ファスナー部分のツマミがとれてしまって、開け閉めが不便になった。
上記、簡単に書きましたが、東京都の記入仕様ではこれがえらく大変です。都心に出るということだけとっても「徒歩で」→「何時」に「どこの駅から」→「電車で」→「何時に」「どこの駅」で降りる→「徒歩で」→「喫茶店」「何のために」「その住所を記載せよ」
お茶を飲んだ「あの店」の住所なんて知るか。そりゃ調べればわかりますが、えらく消耗。たとえば千代田区一番町1丁目-1番。マンション名や号棟までは記載しなくてもいいそうです。
帰路もそうてす。「徒歩」で「何時に」「どこの駅」から「電車で」移動し、「どこの駅」に「何時に」到着して「徒歩で」「どこの店に」「なんのために」行ったのか。もちろん店を出て家に帰るときも同じ要領。
仕事なんかしている場合、一日に何カも移動します。すべてをこの調子で書くとしたら、はー、いやはや。30分かかるか1時間かかるか。お役人にとっては便利で整理しやすい書式なんでしょうが、もうすこし工夫できなかったのかなあ。
現実の話、けっこうな数の人たちが「やってられっか!」とキレて、項目を自主的に省略しそうです。
本当は5か所の移動だったのに「この日は移動しませんでした」と返答する。これなら3分ですむ。こうして統計データは信用のおけないものになる。ありがち。