血迷って借出し。
大昔、まだ高校生のころにたまたま串田孫一の講演をきいた。面白いオジサンでした。でも単に面白いだけの人ではないだろうな・・とは、さすがに田舎のアホ高校生でも思った。
で、いまだによくわかりません。山を愛した人。感性の人。いいエッセイを書く人。水彩スケッチ。なんだか知らないけど、品のいい人。みんなに好かれた。
「アルプ」という山の文学誌みたいな本、ずーっと刊行し続けたみたいですね。で、没後、そのアルプ誌が特集号というか追悼号を出した。それを図書館で見つけて借り出して、なんとなくパラパラと読みました。
表現が非常に難しいですが、詩人の魂をもった知識人で山男で、欲がなく人品があり、行動的でもあり出すぎず、しっかり器用でおおきな手をもっていた。うーん、できすぎみたいな人です。
パラパラつまみ読みしかできませんでしたが、後味の良い本でした。