それっきり忘れて(失敗は忘れるのがいちばん)いましたが、そのうち家人からも督促されるようになり、仕方ない、ようやく重い腰をあげた次第です。
いろいろ調べて知ったこと。
てっきり安物を買ったからダメだったと思い込んでいたんですが、そうとも限らない。箒は用途によっていろいろ種類があり、あわないものを買ったからダメだった可能性あり。
座敷箒。箒というとまっさきに思い浮かべるのがシュロですが、シュロは柔らかすぎるんで、ショロではなくホウキグサを使ったものが一般的らしい。そこそこ高価なものもあるみたいです。ただしDIYでは1000円程度でした。当然、メイド・イン・チャイナ。
竹箒。これは文字通り竹の小枝をたばねたものです。それにしても小学校の掃除用ロッカーに入っていたのは、どうして揃いも揃ってすり切れた竹箒ばっかりだったんだろ。グランドなんかでゴシゴシ使うから、すぐすり減ってしまうんでしょうね。
ベランダ箒。玄関箒。これが今回のテーマですね。行った店には赤シダと黒シダのものがあり、赤シダは少し硬めで別名パルミラ。黒シダは柔らかくて別名アレン。プラスチック系のものもあるようです。で、コンクリートの玄関とか荒砂が対象なら赤シダがいし、ホコリとか細かな砂だけなら黒シダ。どっちも同じような価格帯で、雑なチリトリ付きで600円とか800円程度。単品なら500円弱。どっちみち安っぽい作りです。
もう少し丁寧な仕事のものはないのかな・・・と欲張りたくなるんですが、たぶんそうなると一気にデパートの民芸品売り場になる。完全手作り作業とか。たぶんケタが最低でも一つは違ってくるんでしょうね。
500円レベルの場合、綴じ糸は雑だし、柄は適当な竹にビニールをかぶせたもの(自然竹である証拠に柄が少しひん曲がっていた)。で、柄と頭の接合部分は荒っぽく、大きめのホッチキスでバシャバシャ留めてある。なんとイージーな。いちおう日本ブランドですが、もちろん原産国は中国です。
どうかな・・・と思いながら買って帰りました。でも使ってみると悪くはないですね。どんなにいいかげんな仕事のものでも一応新品は新品。毛も柔らかくていい感じです。数年でも使えればモトはとれます。