BSでサファリものをやっていました。タンザニア。ンゴロンゴロという巨大な噴火口の陥没地が自然公園のような形になっていて、そこで巡回路を外れた撮影を許してもらった。余計なタレントも中継同乗でキャーキャー喚いていたけど、ま、ガマンしましょう。(すぐ近くにライオンがいるのにハイテンションで騒ぐ。ガイドに叱られてた) ※注
ンゴロンゴロ、周囲の外輪山から霧が流れ込み、乾季でも水がある地形なんですね。山手線の内側くらいの面積らしい。大きな湖もあり、そのため動物の棲息密度がとても高い。いろんな種類がクルマのすぐ近くをウロウロしている。近くといったってたいてい100mとか200mなんだけど、たまには本当にハイエナが目の下でタイヤを齧ったりもする。
(解説してた動物写真家・岩合光昭がオリンパス・サイトに書いていたものによると、クルマを止めていたら、いつのまにか床下にライオンの尻尾が数本並んでいたこともあるらしい。動物も日陰が好きなんです。もぐりこんで寝ていた)
そうそう。なぜシマウマとかガゼルとか、草食動物の群がライオンやハイエナと同居できるか。少なくともすぐ近くでのんびりしているのか。
ナイフ持った男がそのへんにいるようなのものだそうです。危険ではあるが、すぐ近くに来なければ問題なし。だから、常にしっかり注視している。草を喰ってはチラッと見る。チロッと眺める。もし近寄ってくるようなら、さりげなく距離をとる。あるいは逃げる。ナイフ男の肉食動物だって、やたら無意味に狩をするわけじゃない。「これは成功しそうだ」と判断したときだけ本気で襲う。条件が整えば、腹がいっぱいでも襲うそうです。
ま、そういうことなんですね。ガゼルも完全に気をゆるしているわけではない。でも神経質になりすぎたって生きていけない。飯は食わなきゃならないし。
閑話休題。ンゴロンゴロは Ngorongoro です。この場合、アタマの「N」は「ン」と読む。スワヒリ語の特徴なんですかね。スワヒリではなくマサイ語かもしれない。バンツー語かな。よく知りませんが、そんなふうなものらしい。
※ タレントではなく、女優だったらしい。すまん。