インク補充といっても、本体の上部をグイッとひきぬいて、露出したハンコの表面に顔料インクを垂らすだけです。説明によると「一滴」でいいらしい(※)。ふーん。一滴たらして、立てたまま何時間か放置する。
このインク容器。20mlです。で、一滴って何mlに相当するんだろ。調べてみたら、なんとネットに一応は答えがあった(ネットにはなんでもある)。スポイトの細い先端からならだいたい0.04ml。1mlが25滴。20mlなら、えーと、計算上は500滴ですか。一滴補充すればたぶん3年や5年は持ちそうだし、どう考えても一生使える。実際には200年、500年ものでしょうね。あはは。
※ 注記
なんで「ハンコ面」に顔料をたらすだけでいいのか。このハンコ部分、単なるゴムかプラスチックみたいですが、実は微細な穴がたくさんあいているらしい。なんでも塩を混入した特殊材料を固めて、固まってから熱を加える。ザッといえば、茹でる。すると塩が抜け出して、あとに細かな穴ができる。特殊なスポンジ構造ですね。その穴に顔料がしみ込んで、ずーっと保持される。基本的に「普通の塩」でいいそうです。
構造を知って、少し感動しました。多孔質ゴム印字体。これがシャチハタの秘密だったのか。