肝心の刃がナマクラなので、逆目に削るのは無理です。なんとか順目の方向を探して削るしかない。ところがこれも安物のまな板は、きれいに目が揃っているほうが珍しい。たいてい途中から目が変化していたり、混在だったり。(※)
で、目が悪くなって(板目ではなく視力)からは、この順目逆目が判別しにくい。おまけに腕力がなくなって、きれいに削り切れない。そもそも「腕力」なんて言ってるのがダメですね。カンナは「気」で削れ。
そういうわけでキッチンのまな板、かなり見苦しくなっていて、心苦しい。なんとかせないかん・・・とずーっと思い続けてきた。
で、最近、ふと思いついてネットを検索してみました。あるんですね。宅配で送付してくれればやるという店もある。持ち込みOKというところもある。はい、電車で10分ほど行った駅の近くにもありました。けっこう大きな材木店が半分サービスでやってるらしい。
長雨の後の炎天下、大きめの手さげ袋に2枚入れて遠征。機械削りは1枚500円、2枚で消費税が入って1100円。20~30分かかるというので、いったん店を出て、ちょっとブラブラ時間をつぶしてから再訪。
まっさら。魚の汚れも肉の油も消えて色白に、生まれたてのようにきれいになっていました。スッキリハッキリ、長年の便秘解消のような気分です。
※ そういえば,2枚か3枚の貼り合わせ板もあったな。あれは苦労します。途中から目が逆になったりするので。