先日、たしか大相撲の14日目だったと思いますが、夕方6時前ごろ、テレビ画面がいきなりブチッと消えた。「電波がきていない・・」というエラーメッセージ。
こういうときは、まず自宅の受信機トラブルなのか、それともマンション管理棟にある(らしい)受信システムが故障したのか、それが問題になる。原因が自宅受信機でさえなければ、ま、じっと待つだけです。
それにしても、ね。よりによって12勝1敗同士、 大勝負の貴景勝・阿炎戦の直前に切れることはないわいな。仕方ない、時間がかかりそうな気配なので、黒い画面を横目に、久しぶりにラジオを付けました。震災の年に買ったSony ICF-29です。大きな弁当箱くらいのサイズだけど、AC電源と乾電池の両方に対応というのがえらい。
ところがえらい雑音です。ガーガーガーガーすごいノイズが入る。部屋のなか、置き場所をいろいろ変えると多少は小さくなるものの、それにしてもうるさい。AMって、こんなものだったかなあ。災害の際には頼りになるのがAMラジオ・・と思ってきたのに、少し残念。
思いついて、電源ケーブルを外して乾電池を入れてみました。10年前に買ったとき、付録でついてきたSonyの銀色の単3を4本。まだ生きてるかな。はい。うそみたいにクリアな音になりました。クリアになったのはいいけど、困ったなあ。AC電源ではダメなのか。
という経緯で、今朝、新聞の「ワイドFM」の話を読んだわけです。要するにAMラジオの各局がのきなみ、安上がりなFMに移行しようとしているというもの。FM波は短距離しか届かないけど、発信は安くなるんだとか。それで今後はみんなAMを捨ててFMに引っ越しする方向で、まずはFM放送との併用という段階にある。つまりはAMと同じ内容をFMでも放送しているというわけです。FM補完放送。90MHzから95MHz付近の高い周波数が割り当てられている。
で、調べてみました。はい、Sony ICF-29はワイドFMを受信可能です。さっそくFMに切り換えてみると、なんかクッキリ聞こえる。とりあえず流していると、そのうち、文化放送らしいことがわかった。これでいいじゃないか。
こうなったら、もうAM受信なんて必要ないですね。少なくとも東京にいる限り、FMだけで十分。不思議な時代になりました。
そうそう、別件ですが、いただきもののBulleit Rye (ブレット ライ)というウィスキーの封をついにあけました。いわゆるライ・ウィスキー。ライ麦51%以上使わないと「ライ」と名乗れないらしいですが、このウィスキーはライ麦95%以上というこだわりの酒らしい。あまりピリッとこない。芳醇でけっこう甘いです。