パンドラの箱があいてしまったのか、それとも地獄の釜の蓋があいたのか。魑魅魍魎の正体がボロボロ露呈し始めました。はるか岸の時代にまで遡るらしい。ただ、騒いでいるのはネットと一部のマスコミだけで、肝心の筋からの責任ある表明はいまだになし。
ここまで書いて、ん?と疑問。地獄の釜、この使い方でいいんだろうか。なんとなく釜の蓋があけば牛頭馬頭やら赤鬼青鬼やらがワラワラ・・・と思っていましたが、あらら、真意は違うようです。逆でした。
正月と盆の十六日は閻魔の斎日だそうです。で、ふだん忙しい地獄の邏卒も鬼も、この日はヒマで仕事なし。つまりは罪人たちを呵責しない日。もちろん商家の小僧さんたちもお休みになる。藪入り。 『蓋があく』=業務休業なんですね。そうだったのか。
※ 釜の蓋には別解釈もあるらしい。つまり15日は鬼たちの休業日なので、釜の蓋を閉めて職場から離れます。やれやれ。で、16日はまた職場復帰、つまり釜開き。閻魔様にご挨拶してから釜の蓋を開け、中の罪人たちを苛む本来業務を開始というものです。いろんな説があるんですね
※ つらつら考えてみると、自分は「地獄の釜」=「火山の噴火口」みたいなイメージでとらえているみたいです。噴火口が開くから有象無象がワラワラと吹き出してくる。