時折遊んでいる「最強の囲碁 新・高速思考版」。安くダウンロードできて(たしか1800円だったか)その割りにはしっかり強くて気に入っているソフトですが、唯一の不満は「反応が早すぎること」です。
強さを「普通」にして打つと負荷がかからないせいか、こっちの手に即座に打ち返します。ノータイム。ちょっとバカにされている感じもするし、何より釣られてこっちも早打ちしてしまう。トントントンと打ち進んで、あれ?と負けに気がつく。大石が死んでいる。かなり不本意。
で、久しぶりにネットをうろついていたら「最強の囲碁 Zero」というのを発見しました。いまはコレかあるいは「天頂のナントカ」「銀星ナントカ」あたりが最強らしい。棋力は9段と称している。すごい。ま、強さは本当はどうでもいいんですが(※)、形勢判断とかヒントとか優劣グラフとか、いいなあ。最近はいろいろ充実してるんだ。
ちょっと気が動いたんですが、価格は1万程度。うーん、さすがに高い。もったいない。
それで更にウロウロしていると少し古い「最強の囲碁 名人への道」というのを発見しました(※)。あっ、最強の囲碁シリーズにこだわるのは、けっこう自然な手を打ってくれるからです。対応が柔軟で、人間っぽい。この点は非常に気に入っています。
で、使用中の「高速思考版」は「最強の囲碁 2011」というソフトを手直しした廉価版でした。元が2011ってんだから、たぶん発売は2010年あたりだったんでしょうね。
で、現在最新版「Zero」は2018年。そして目にとまった「名人への道」は「Zero」のひとつ前、2015年の発売。ただし途中で改良を加えた新ソフトを発売しようとして失敗したらしく、仕方なく(※)2017年に「名人への道」に少し修正アップデートしてお茶を濁した。
で、2018年、新規に「Zero」を開発・発売。
■「最強の囲碁 2011」→「最強の囲碁 新・高速思考版」
■「最強の囲碁 名人への道」→(2017アップデート) →「最強の囲碁 Zero」
ま、そういうわけです。で古い「名人への道」も定価は1万くらいなんですが、わざわざ買う人もいないわけで、大幅値引き。2900円で発見しました。送料入れて3300円。
なるほど。インストールして使ってみるとここ5年、8年、けっこう変化しているんですね。なるほどなるほど。
ちょっと使ってみて気がついたこと。
■背景、デザインはあまり好かんです。かなりダサい。古い「新・高速思考版」のほうがマシです
■立ち上げるとデフォルトでほぼ全画面を占めます。サイズを調整しても、そのサイズを記憶しない設計らしい。これはダメですね。そのたびにサイズを変更しないといけない。
■ぜんたいに使い勝手はよくない印象です。何回も同じような作業が必要になるようです。
■決定的なこと=こっちでもPCが「ノータイムで打つ」ことは同じでした。
ただし一手ごとに読み上げさせれば(もちろん音は聞こえないように、です)、それで2~3秒はかかります。そうか、それでよかったんだ。気がつかなかった・・・。
※こっちが弱すぎるから、ソフト側が実力3段だろうが9段だろうが関係ない。
※最新版じゃないので棋力は少し劣るでしょうが、基本構造はたぶん同じ。そういう判断です。
※仕方なく=たんなる想像です。
※新しいディープラーニングのなんとかを採用した新エンジンだそうです。おまけに8段まで強くなった。どうでもいいけど